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中学生が防犯ヒーロー「マモルンジャー」

 2010年11月18日 
有年中生徒が結成した「防犯レンジャー・マモルンジャー」
 有年中学校(吉田武弘校長)の生徒有志が、戦隊ヒーローに扮して地域防犯を呼びかけるユニークな取り組みをスタートする。その名も「防犯レンジャー・マモルンジャー」。今後、幼稚園や高齢者施設などで“出前上演”も行っていく予定で、11月20日(土)の文化祭で全校生徒と地域住民にお披露目する。
 同校では平成17年から、毎年の文化祭で防犯対策委員会が犯罪予防や交通安全を啓発する寸劇を上演。今年度の委員会が「もっと見ている人の印象に残るものを」とアイデアを出し合った。
 出演メンバーは2、3年生9人で、うち5人が赤、青、緑、黄、ピンクのコスチュームで扮装。残りの4人は被害者役、犯人役などを演じる。衣装は地域から寄せられた「文化体育後援会費」で購入し、“武器”は教職員用定規、ほうきなど学校の備品を活用。台本も生徒が考え、「ジョウギスラッシュ」「ホウキショット」など一人ずつの“必殺技”も編み出した。
 シナリオは「オレオレ詐欺編」「カード詐取編」「不審者編」の3本。観客の世代に応じて演目を選び、交通マナー教室も実施する。18日には初めて衣装を着てリハーサル。「アカレンジャー」の大田晃君(15)=3年=は「恥ずかしさは全然ない。役になりきって、かっこよく演じたい」と張り切っている。
 20日の文化祭は午後1時20分ごろから体育館でステージ。22日(月)には有年幼稚園と原幼稚園で“出前上演”する。委員会を指導する入潮賢和教諭(42)は「幼稚園への出張も生徒の発案。みんなのためになることを自分で考え、行動することが貴重な経験になるはず」と自主的な活動を応援している。
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掲載紙面(PDF):
2010年11月20日(1920号) 1面 (10,699,947byte)
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