赤穂事件研究の先駆者、内海定治郎
2010年12月10日
旧坂越浦会所で開催中の内海定治郎展
内海定治郎は明治27年生まれ。姫路師範学校3年の夏、義士史跡について調べた論文を尊敬する校長先生にほめられたのが研究のきっかけになったという。
歴史の教師として小学校や高校で教鞭をとるかたわら、全国各地の義士関連史跡を踏査。その結果を基に「真説赤穂義士録」「豊岡と大石内蔵助夫人」などを編著した。昭和47年に出版した「赤穂義士事典」は「義士研究者のバイブル的存在」(市教委)と今なお評価が高い。
企画展は、没後30年の節目に功績を顕彰しようと市教委が主催。「赤穂事件研究者 内海定治郎の足跡」と題し、著書や自筆ノートなど個人蔵の約20点を展示している。宮崎素一・文化財担当参事は「赤穂事件研究の先駆者。その真摯な研究姿勢を感じ取ってもらえれば」と話している。
12月20日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。Tel48・7755。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年12月11日(1923号) 3面 (14,342,980byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「日本遺産にふさわしい美観を」坂越で清掃ウォーク 歴代藩主らの具足 細密に描写 [ 文化・歴史 ] 2018年10月13日秦氏の史跡探訪ツアー30人募集 土味多彩400点「日々の器」展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月11日東櫓台と西中門 発掘で規模や構造明らかに [ 文化・歴史 ] 2018年10月10日ユニークで多彩な絵マップ53作品 ル・ポン国際音楽祭が開幕 珠玉の音色響く [ 文化・歴史 ] 2018年10月07日塩屋公民館コーラスサークルが結成30年 絵画と書写で力作 MOA児童展 木の実や間伐材でクラフト展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月03日「忠臣蔵の啓蒙と復興」テーマに月例勉強会 [ 文化・歴史 ] 2018年10月03日「失われた聖都」ペトラ遺跡の写真展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月02日川柳赤穂吟社 21日に創立記念大会 義士祭奉賛学童書道展の作品募集 6地区の獅子舞競演に1200人 [ 文化・歴史 ] 2018年09月25日
コメントを書く