復元中の二之丸庭園 中間報告書刊行
2008年04月23日
国名勝の赤穂城庭園で復元が進められている二之丸庭園について、市教委はこれまでの整備概要をまとめた中間報告書をこのほど刊行した。
二之丸庭園は平成7年の確認調査で池泉遺構が「極めて良好な状態」で残存していることが判明。本格的な全面調査を経て14年に本丸庭園とともに国名勝の指定を受け、復元整備が始まった。
報告書は平成18年度までの5年間で行った整備概要を、350点を超えるカラー写真や図表で解説。外見ではわからない内部構造を断面図で示し、発掘当時と整備後の変化を平面図で比較するなど詳細な内容となっている。
編集を担当した市教委文化財係の中田宗伯係長は「どのように復元が行われたか後世に伝えようと、整備結果だけでなくプロセスにも重点を置いた」と意図を説明。「今後も整備の節目があれば報告書をまとめたい」と話している。
A4判152ページで500部発行。販売はせず、市立図書館、各地区公民館で閲覧できる。
掲載紙面(PDF):
2008年5月3日(1794号) 1面 (7,414,555byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
二之丸庭園は平成7年の確認調査で池泉遺構が「極めて良好な状態」で残存していることが判明。本格的な全面調査を経て14年に本丸庭園とともに国名勝の指定を受け、復元整備が始まった。
報告書は平成18年度までの5年間で行った整備概要を、350点を超えるカラー写真や図表で解説。外見ではわからない内部構造を断面図で示し、発掘当時と整備後の変化を平面図で比較するなど詳細な内容となっている。
編集を担当した市教委文化財係の中田宗伯係長は「どのように復元が行われたか後世に伝えようと、整備結果だけでなくプロセスにも重点を置いた」と意図を説明。「今後も整備の節目があれば報告書をまとめたい」と話している。
A4判152ページで500部発行。販売はせず、市立図書館、各地区公民館で閲覧できる。
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