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造形作家の卵、故郷で初個展

 2011年02月26日 
初めての個展に向けて展示作品を整理する寺村サチコさん
 赤穂出身で繊維造形作家を目指して創作活動に励んでいる多摩美術大学大学院1年の寺村サチコさん(24)が初めての個展「―(マイナス)47ワールドリー・デザイアズ」を3月1日(火)から中広の赤穂市立図書館ギャラリーで開く。
 寺村さんは赤穂東中―赤穂高出。絞り染めと型染めの技法を用いた創作を専門とし、「ジャパンテキスタイルコンテスト学生大賞」「神々への捧げものアートコンペ優秀賞」など、すでに数々のコンクールで入賞歴がある。
 作品のメーンテーマは「女の子の美しさと醜さ」。「美しい部分と、そうでない部分が共存している『女の子』の魅力を表現したかった」と話すとおり、華やかさや清楚さを感じさせる色彩もあれば、その反面、毒々しい色づかいもあるという激しいギャップが目を引く。
 個展には、手袋から直径4メートルの大作まで、ここ2年の間に手がけた代表作を中心に20点以上を出品。寺村さんは「カラフルな空間を演出したい。軽い気持ちでふらっと来て、ふらっと見てもらえれば」と話している。
 6日(日)まで午前10時〜午後6時(初日は正午から。最終日は午後5時終了)。
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掲載紙面(PDF):
2011年2月26日(1934号) 4面 (12,704,762byte)
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