西野山古墳の遺物が上郡町文化財に
2011年04月04日
倣製鳥頭四獣鏡と石枕
「倣製鳥頭四獣鏡」は昭和24年、西野山1号墳で出土した直径8・9センチの銅鏡。箱式石棺の中から人骨1体、石枕1点とともに見つかった。文様の表現や構成から4世紀前半に製造されたものとみられる。石枕(長さ約41センチ、幅16・5センチ、厚さ11センチ、重さ10・7キロ)と併せて文化財に指定された。
もう一件は、西野山3号墳の一帯で昭和26年に見つかったとされる玉類。ヒスイ製勾玉(全長約10ミリ)や紺色透明のガラス小玉(約1〜2ミリ)など全51点で、それぞれの製作技法、規格などを基にすれば、弥生時代後期〜古墳時代中期後半に流通していたものとみられる。
町教委の島田拓学芸員(34)は「西野山古墳が存在していた地域が王権とかかわりを持っていたことなどを示す貴重な遺物であり、町の文化財にふさわしい」とし、「今年度中に企画展を開き、改めて一般にも公開したい」と話している。
<前の記事 |
[ 文化・歴史 ]
今秋のル・ポン音楽祭 コロナで中止 絵本の原画展 5回シリーズで [ 文化・歴史 ] 2020年07月31日地元作家らによる創作うちわと風鈴展 平安時代の疫病除けおまじない [ 文化・歴史 ] 2020年07月22日
塩屋の屋台行事もコロナで自粛 鉱物と化石 私設資料館23日オープン [ 文化・歴史 ] 2020年07月18日
高校生が雅楽演奏を奉納 市内秋祭り「中止」決定相次ぐ まちの玄関口に「希望のピアノ」 平松国秀さん写真展「光あふれて」 [ 文化・歴史 ] 2020年07月07日
生誕135年 竹久夢二 抒情的世界 [ 文化・歴史 ] 2020年07月03日
郷土の誇り 軽快にダンスで表現 今年の義士祭「例年通りの規模困難」 赤穂浪士「助命か厳罰か」中学歴史で討論 新田に赤穂緞通のギャラリー工房 [ 文化・歴史 ] 2020年06月19日
コメントを書く