アンケート非開示の取り消し求め、市を提訴
2011年07月05日
アンケート非開示の決定取り消しを求めて提訴した小林篤二さん(左)と訴訟代理人
提訴したのは、市議の小林篤二さん(59)=本水尾町=。
訴状などによると、市は平成22年10月、アンケートの自由記述欄をまとめた公文書の閲覧、写しを求める小林さんからの開示請求に対し、「アンケートは目的以外に使用しない前提で、自由意見を公開することは市民と市の信頼関係を損なうおそれがある」「今後、市が実施する調査研究事務を不当に阻害するおそれがある」などを理由として非開示決定を通知。翌月に小林さんが市長宛てに行った不服申し立てについても今年2月、市情報公開審査会(有田伸弘会長)の「非開示とした決定は妥当」との答申を基に却下したという。
5日、市役所内で行われた原告側の記者会見で小林さんは「市民に開かれた市政を進めるためには(アンケート結果)は当然開示されるべき。非開示決定は法令違反と言わざるをえない」と主張。原告側訴訟代理人の園田洋輔弁護士(27)は「非開示とすることは行政側の都合で恣意的に情報操作する疑念を生じさせる」と語った。
アンケートは平成23年から10年間のまちづくり指針となる総合計画の策定にあたり、検討の基礎資料として活用することを目的に21年7月に実施。無記名式で全世帯のおよそ7割に相当する1万3822件の回答があった。市は、選択式設問の集計結果はグラフ化して市広報、ホームページで公開。自由記述欄に書かれていた内容についてはホームページでキーワードのみ紹介している。
豆田正明・赤穂市長は5日、秘書広報課を通じ、「訴状がまだ届いていないので、コメントできない」との談話を出した。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】非開示「妥当」も「今後は公表を」
掲載紙面(PDF):
2011年7月9日(1951号) 1面 (7,300,822byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
半世紀以上続く千種川水生生物調査 [ 社会 ] 2024年09月06日《市民病院医療事故多発》科長に偽証を強要か「職員としての服務規定」 病院は否定【加筆あり】 《市民病院医療事故多発》「科長に急かされた」被告医師が主張 自身の技量不足認めるメッセージも【加筆修正あり】 《市民病院医療事故多発》「外部検証が必要」指摘スルー [ 社会 ] 2024年08月31日台風10号接近 赤穂線で30日夕方以降計画運休【修正あり】 新たな感染症に備え官民合同で訓練 [ 社会 ] 2024年08月24日積算ミスで工事契約解除 市が損害賠償へ 関西福祉大学生らが能登で復興支援ボランティア 創立80周年で記念碑建立 相生産高 [ 社会 ] 2024年08月09日勤務中に同僚に暴力 60代男性看護師を減給の懲戒処分 【修正あり】 青年海外協力隊でモザンビークへ 尾崎小教諭の安則栄美さん [ 社会 ] 2024年08月03日市民病院の経営目標達成困難か 止まらない患者減 [ 社会 ] 2024年07月27日甘い話は、よく確かめて! 「お金を振り込まサンド」 [ 社会 ] 2024年07月26日「害虫を正しく怖がって」アース製薬研究員が講演 [ 社会 ] 2024年07月26日《市民病院医療事故多発》執刀医と科長を業務上過失傷害容疑で書類送検 2件目
コメント
一杯はみ出して植木鉢を並べている」 「○○さんが道路を駐車場代わりに使っている」 「近所の○○さんは市の
職員だがよく休んで家にいる」 「○○さんちは親子とも市職員だが採用にあたって・・・」 などアンケートの趣旨
から外れた、個人情報満載の意見が多いのよ。まぁ無記名だから回答しないし、大勢に影響の無い上記のような
意見は放っておくんだけどぉ・・・『特定の市民の悪口を市が公表しない』っていう信頼関係なのよ、きっと。
でも市会議員にも非公開・見せないってのは、赤穂市は筋が通っていると思うわ。
0 0
投稿:他市の実例よ 2011年07月06日0 0
投稿:疑問 2011年07月06日コメントを書く