2議席削減「18」提案へ
2012年03月14日
議員定数の見直しについて検討している赤穂市議会は14日、全員協議会を開催。定数を現行の「20」から「18」に削減する条例改正案を開会中の定例会に提出する方針が決まった。3月21日(水)の本会議に議員提案し、可決すれば来春予定の次回市議選から適用される。
定数見直しについては今年1月末、藤本敏弘議長が「市民や市職員の痛みを伴う行革が進む中、議会としても痛みを伴った改革を検討する必要があるのでは」と提案。会派代表者会で検討してきた。議会事務局によると、議員1人当たりの年間経費は約640万円。
全員協議会では議長を除く全員が具体的な数字を挙げて考えを発表。その結果、13人が2議席削減の「18」を支持。4人が「現状維持」、1人が「16」だった。
「削減」を是とした理由として、人口が同規模の他自治体との比較、厳しい市の財政状況を挙げる議員が多かったほか、「能力のない者がいくら多くても意味がない」との意見もあった。
一方、「現状維持」を求めた議員は、「国や県からの権限委譲が進む中、議員の業務量は今後も増える」「監視機能が弱まり、行政の暴走を許すことになる」と議会の弱体化を懸念。削減を容認した議員からも、「根拠があいまいでわからない」「短期間で結論を出してしまい、議会は簡単なものと印象付けてしまった」などと“議論不足”を指摘する苦言が出された。
掲載紙面(PDF):
2012年3月17日(1983号) 1面 (11,353,734byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
定数見直しについては今年1月末、藤本敏弘議長が「市民や市職員の痛みを伴う行革が進む中、議会としても痛みを伴った改革を検討する必要があるのでは」と提案。会派代表者会で検討してきた。議会事務局によると、議員1人当たりの年間経費は約640万円。
全員協議会では議長を除く全員が具体的な数字を挙げて考えを発表。その結果、13人が2議席削減の「18」を支持。4人が「現状維持」、1人が「16」だった。
「削減」を是とした理由として、人口が同規模の他自治体との比較、厳しい市の財政状況を挙げる議員が多かったほか、「能力のない者がいくら多くても意味がない」との意見もあった。
一方、「現状維持」を求めた議員は、「国や県からの権限委譲が進む中、議員の業務量は今後も増える」「監視機能が弱まり、行政の暴走を許すことになる」と議会の弱体化を懸念。削減を容認した議員からも、「根拠があいまいでわからない」「短期間で結論を出してしまい、議会は簡単なものと印象付けてしまった」などと“議論不足”を指摘する苦言が出された。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年3月17日(1983号) 1面 (11,353,734byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 政治 ]
《市民病院医療事故多発》会見有無「僕から答えるべきでない」 [ 政治 ] 2022年03月23日JR利用促進へ2市1町が協議会 知事との意見交換会 海浜公園整備、JR利用促進など要望 [ 政治 ] 2022年03月13日課題山積の市民病院 市議会で質疑集中 [ 政治 ] 2022年03月12日7日と8日に代表質問 市民病院問題、産廃処分場対応など [ 政治 ] 2022年03月03日上郡町 産廃住民投票 参院選と同時実施へ [ 政治 ] 2022年03月01日「前例とらわれず」「スピード感」牟礼氏が施政方針 [ 政治 ] 2022年02月22日「食パン1枚分」削減目標 ごみ処理基本計画案 [ 政治 ] 2022年02月19日市が2022年度当初予算案を発表 [ 政治 ] 2022年02月17日都計審、環境審など委員を公募 牟礼正稔市長が赤穂民報の記事に抗議 市民病院特別委の設置方針 市議会が正式決定 [ 政治 ] 2022年02月14日関係者証言から見える経営検討委の裏側 「変更」から一転「存続」不可解な協議過程 地域公共交通を連携サポート 近畿運輸局と協定
コメント
根拠が曖昧?貯蓄金がないからでしょ? 貯蓄なかったら生活切り詰めるのが必然でしょ?
議会が簡単なものって印象付くって憂うより、財政厳しいのが最重要事項とすれば十分根拠
あるじゃないか。金あるからこそ市民にサービス提供できるんだし。文句だけじゃ貯蓄は
増えないと思いますけどね。
0 0
投稿:親父 2012年03月16日コメントを書く