震災がれき、受け入れ可能量を再試算
2012年04月14日
東日本大震災で発生した宮城県、岩手県の災害廃棄物の広域処理について、赤穂市は兵庫県から要請があった可燃ごみの受け入れについて可能量の試算を始めた。市は「受け入れを前提にした試算ではない。あくまでも可否を判断するための情報収集。試算結果が出た上で検討に入る」と手順を話している。
県からの要請は9日に神戸市内であった説明会で行われた。▽処理の対象とするのは木くず、廃プラスチックなどの可燃廃棄物のみ▽1キロ当たりの放射性セシウム濃度が、災害廃棄物は100ベクレル以下、埋め立て焼却灰は2000ベクレル以下−などとする関西広域連合がまとめた受け入れ基準について井戸敏三知事が説明した。
災害廃棄物の広域処理をめぐっては、昨年4月に国が全国の市町村に受け入れ可否についてのアンケートを実施した。赤穂市は家電製品類に限り年間720トンの受け入れが可能−と回答。その後に災害がれきの放射性物質汚染が社会問題となったため、「市民と現場で働く職員の安全は守られなければならない。再検討が必要」と白紙に戻した。
昨年のアンケートでは「余剰能力がない」として受け入れを拒否した可燃ごみについて再試算することに児嶋佳文・市民部長は、「被災地の復興には速やかな、がれき処理が必要。改めて精査することにした」と説明。「関西広域連合の受け入れ基準値は国の設定よりも厳しく、安全性を信用できる」と県の要請に一定の評価を与えた。
しかし、美化センターの可燃ごみ処理は「焼却炉を毎日16時間運転し、さらに土日にも時間外操業して何とか処理している現状」といい、「試算の結果、処理能力の面で受け入れられない場合もあり得る」と話している。
掲載紙面(PDF):
2012年4月14日(1987号) 1面 (7,910,736byte)
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県からの要請は9日に神戸市内であった説明会で行われた。▽処理の対象とするのは木くず、廃プラスチックなどの可燃廃棄物のみ▽1キロ当たりの放射性セシウム濃度が、災害廃棄物は100ベクレル以下、埋め立て焼却灰は2000ベクレル以下−などとする関西広域連合がまとめた受け入れ基準について井戸敏三知事が説明した。
災害廃棄物の広域処理をめぐっては、昨年4月に国が全国の市町村に受け入れ可否についてのアンケートを実施した。赤穂市は家電製品類に限り年間720トンの受け入れが可能−と回答。その後に災害がれきの放射性物質汚染が社会問題となったため、「市民と現場で働く職員の安全は守られなければならない。再検討が必要」と白紙に戻した。
昨年のアンケートでは「余剰能力がない」として受け入れを拒否した可燃ごみについて再試算することに児嶋佳文・市民部長は、「被災地の復興には速やかな、がれき処理が必要。改めて精査することにした」と説明。「関西広域連合の受け入れ基準値は国の設定よりも厳しく、安全性を信用できる」と県の要請に一定の評価を与えた。
しかし、美化センターの可燃ごみ処理は「焼却炉を毎日16時間運転し、さらに土日にも時間外操業して何とか処理している現状」といい、「試算の結果、処理能力の面で受け入れられない場合もあり得る」と話している。
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コメント
子どもたちは守らないと。。。!
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投稿:シンガポールから 2012年06月13日放射性物質がどのように飛散しているのか見たことはありますか?
また、宮城産などの米から放射性物質が検出されたニュースも見たことがないのですか?
現状をしっかりと認識しないと、感情論だけでは未来の子供たちがかわいそうです。
原発事故は避けられない事故だったと思いますが、その被害を最小限に抑えることは今からでもできるはずです。
放射性物質が拡散しないように最大限努力し、福島の子供たちが安心して移住できる場所を確保することが最大の手助けだと思います。
こんなことかいてますが、原発廃止論者ではなく、経済のためにも早く動かしてほしい人間の一人です。不景気が一番人を殺しますから・・・・・。
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投稿:放射能の危険 2012年05月15日大量のがれきの処理が被災地自身でできないのであれば、日本全体で処理せざるをえないのではないかと私は思います。がれき処理以外にも様々な問題があります。それら全てを、できる限り全体で対処するべきと私は考えます。
仮に私が何らかの形で被害を受けた際には、助けを差し伸べる手を、私は素直に受け入れ、その好意に甘えるつもりですから、今回はこちらから助けの手を差し出すべきと。
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投稿:千崎 2012年05月12日その後どうなったのか気になります。
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投稿:その後 2012年05月01日0 0
投稿:天然資源のイメージダウン 2012年04月20日徳島県でした。申し訳ありません。
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投稿:放射能の危険 2012年04月20日低レベルとはいえ、少しでも危険性があるものを受け入れするのは、相当の覚悟と責任が必要だと思います。
少しでも危険な目に子供たちをあわせたくありません。
どうか子供たちを守ってください。
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投稿:子供を守りたい 2012年04月19日「徳島市」ではなく「徳島県」ではないでしょうか?
http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652
私もこの見解に賛同します。
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投稿:赤穂人 2012年04月16日徳島市発表:
放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)
群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、排水基準を超えたという報道がございました。
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投稿:放射能の危険 2012年04月16日コメントを書く