ハマウツボの“宝探し”
2012年06月11日
ハマウツボの種子を集めた高雄小の子どもたち
ハマウツボはカワラヨモギに寄生する一年生植物。同校横の千種川河川敷は県内で2カ所しかない生息地の一つで、平成15年に自生が確認された。その翌年から地域住民らでつくる「高雄地区水辺づくり協議会」と学校が連携して保全に着手。6年生の環境学習に取り入れている。
紫色の花が咲き終わる梅雨入り時分が種取りの適期。子どもたちは約5000平方メートルもある保護区内を前屈みになってくまなく歩き、枯れて赤茶色になった土筆状の花茎を探した。
昨年よりも80株近く多い約480株を確認。一部を摘み取り、花弁の中に実った子房を採集した。子房は一株につき10粒ほどあり、形も大きさもイネもみのよう。一粒に100個以上の種子が詰まっているという。
集めた子房は児童たちがそのまま保護区内に種まき。腰をかがめて熱心にハマウツボを探した中村翼君(11)は「宝探しのようで面白かった。来年は今年以上に多く育ってほしい」と話していた。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】地域が守るハマウツボ
掲載紙面(PDF):
2012年6月30日(1996号) 4面 (10,233,638byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
人形から戦争の恐ろしさ感じる 第25回赤穂民報習字紙上展の入賞者 市内幼小中の耐震化完了 第51回赤穂市小学校水泳記録会 10年ぶり海洋少年団地区大会 [ 子供 ] 2016年08月08日楽しいよ! プレーパーク 中学生がSNS利用ルール提唱 [ 子供 ] 2016年08月03日自社製品で化学実験ショー [ 子供 ] 2016年07月26日伝統の海洋訓練 喜びの全員完泳 [ 子供 ] 2016年07月24日「代打の神様」が野球教室 テーマ自由で絵マップ募集 地元の浜辺で親子ふれあい [ 子供 ] 2016年07月16日「夢の図書室」がやって来た [ 子供 ] 2016年07月14日「魚になったみたい」シュノーケルで海観察 [ 子供 ] 2016年07月10日泥しぶき上げて元気にダッシュ [ 子供 ] 2016年07月04日
コメントを書く