田淵記念館で北條暉水展
2012年10月26日
田淵記念館で開催中の法橋文信特別展
尾崎に生まれた暉水は、すでに法橋位を得ていた赤穂出身の絵師、長安周得(1788−1868)に入門した。その後、京都の「土佐派画院御所」で内裏造営の画工頭を務めた土佐光文に師事。23歳の若さで法橋位を認められた。
特別展は「法橋文信―朝廷に認められた赤穂の絵師・北條暉水」と題し、掛け軸、屏風、短冊などを展示。舞踊する女性を繊細な筆遣いで描いた「静御前図」、写実的な紅白のバラが印象的な「草花図屏風」など、これまで一般公開されたことのない作品を多く集めた。
暉水のひ孫で特別展に当たり多数の作品を提供した尾崎の北條脩さん(70)は「作品は見られてなんぼ。こういう画家が赤穂にいたことを知ってもらえれば」と話していた。
11月14日(水)から一部展示替えし、12月17日(月)まで計81点を展示。12月2日(日)には午後2時から同館学芸員による展示説明がある。入館料は大人300円、小・中学生150円。図録(A4判112ページ、1000円)は10月末から頒布予定。火曜休館。TEL42・0520。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年10月27日(2011号) 4面 (12,202,381byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「西播磨ゆかりの人物知って」自費で絵本 [ 文化・歴史 ] 2020年01月08日坂越の安藤慶一さん 油彩画「瀬戸の景観」展 [ 文化・歴史 ] 2020年01月05日第32回赤穂民報習字紙上展の作品募集 修理中の赤穂城跡東櫓台で現場見学会 別府鉄道のネガ一式を寄贈 [ 文化・歴史 ] 2019年12月16日内蔵助介錯の刀も「元禄赤穂事件」展 [ 文化・歴史 ] 2019年12月13日利息で討ち入り武具購入!?「忠臣蔵の決算書」 [ 文化・歴史 ] 2019年12月08日内匠頭切腹の地ゆかり「田村銀杏稲荷」再建 [ 文化・歴史 ] 2019年12月07日学生が研究発表 15日「コミアワ報告会」 児童ら地元名所巡り歴史クイズに挑戦 『決算!忠臣蔵』原作者 8日講演会 稀少な忠臣蔵映画ポスター寄贈 [ 文化・歴史 ] 2019年11月30日野村勝美さん写真展「トルコの風になって」 [ 文化・歴史 ] 2019年11月28日第49回赤穂義士祭奉賛学童書道展入賞者 盤珪と藤樹「たどりついた頂上同じ」 [ 文化・歴史 ] 2019年11月23日
コメントを書く