忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 社会
  3. 記事詳細

「前向きに生きる」希望光る詩集

 2013年06月08日 
「詩は私にとって命の支え」と話す山崎ゆかりさん
 がん告知を受けた尾崎の元英語講師、山崎ゆかりさん(63)が昨春に自費出版した詩集『余命宣告(闘病記)』(詩遊社、A5判99ページ)を読んだ。深いショックと悲しみを抱えながらも前向きに生きようとする心の動きが胸に迫る。
 山崎さんは一昨年の9月21日、自分の誕生日に結腸がんであると医師から告げられた。精密検査で肝臓への転移も判明。臨床経験豊富なドクターから「このまま何もしなければ8カ月。抗がん剤が効けば2〜3年」と直接宣告された。闘病のため、大好きなコーラス活動も休みがちになり、「社会から置いてけぼりになったような」寂しさに打ちひしがれた。
 「苦しいときに詩を書くと心が救われることもありますよ」。4年前から指導を受けていたエッセイ講座の講師、冨上芳秀さん=大阪市都島区=からもらったアドバイスで詩作に取り組んだ。書くたびに涙がこぼれたが、やがて言葉を紡いでいるときが「一歩一歩、人生を歩んでいる実感」を得られる時間となった。
 冨上さんの勧めで出版した詩集は、がん告知から4カ月間の作品28篇を日付入りで収録。その間の日記も挿入し、絶望の淵から希望を見出していく心境の変化をリアルに追うことができる。ペンネームの「瀬戸ひかり」は、陽光を浴びてきらめく「大好きな播磨灘の風景」からつけた。
 出版後も月に2本は詩を編む山崎さん。「詩は私にとって命の支え。同じように病気と闘っている方に少しでも共感してもらえたら」と話している。
 詩集についての問合せは山崎さんTEL42・5645。
<前の記事
[ 尾崎地区 ]  [ 社会 ]


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

1 2 3 4 5 6 7

今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 《市民病院医療事故多発》科長が治療実績の不正付け替え提案←t(11/24)
  • JR播州赤穂駅「みどりの窓口」11月末で廃止←太郎(11/23)
  • 「今も昔もボール追う子の目は同じ」尾崎野球少年団50周年←元同級生39(11/23)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警