忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 街ネタ
  3. 記事詳細

鮮魚届けて65年、市内最年長の行商人

 2013年06月22日 
赤穂市内で現役最年長の鮮魚行商人、松下恒夫さん
 「オーシっ。オーシっ」。坂越の路地に客引きの野太い声が響く。声の主は松下恒夫さん(85)。赤穂市内で現役最年長の鮮魚行商人だ。
 毎朝5時に起き、軽トラックで中広の市場へ。水揚げされたばかりのメバル、カレイなどを仕入れる。8〜10カ所ある販売場所に着くたびに「オーシっ。オーシっ」。かつて5人いた坂越の魚売りに共通の掛け声だが、今では松下さんだけになった。
 声を耳にした客がポツポツ寄り集まる。魚の目方を量るのは、今では珍しくなった鉤秤。荷台の上のまな板でうろこと内臓を手際よく取り除く。「昔はお客さんが多かってな。夕方までかかって売ったもんや」。
 松下さんは20歳のころ、父・長一さんが営む「戎や」で鮮魚販売の仕事を手伝い始めた。辞めたいと思ったことはこれまで一度もなかったが、最近はトロ箱を積み降ろすたびに両ひざが痛み、「そろそろ潮時やろか」と妻の芽野利さん(83)に漏らすようになった。
 常連客の多くは車を持たない高齢者。「松下さんが来てくれんようになったら、お魚食べられん」と嘆く。松下さんは「続けたいけれど体がエラい。6月いっぱいまでは何とか頑張る」と話している。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2013年6月22日(2042号) 3面 (9,552,224byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメント

おっちゃん、え〜顔しとんなぁ。

俺が子供の頃にはリヤカーで野菜を売ってる爺さんがおったなぁ
懐かしい思い出ですわ。

0  0

投稿:モー 2013年06月22日

コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。
今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 対立候補「支持」の牟礼正稔・赤穂市長「信念に基づいて行動」「選挙終わればノーサイド」←赤穂も改革しよう!(11/22)
  • 齋藤県政2期目 長岡県議「是々非々で対応」←市民2(11/22)
  • 【社説】投票3日前の異例の支持表明 牟礼市長は市民に説明を←赤穂を大事にする会(11/22)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警