25年ぶりコンクール挑戦
2013年08月03日
25年ぶりのコンクール出場へ意気込む赤穂小学校金管バンドクラブ
同クラブのOBでもある長安健太顧問(34)によると、長安顧問が小学4年生だった昭和63年、県、近畿の予選を勝ち抜いて出場した全日本マーチングコンテストで入賞。努力して目標を達成した喜びは「とても大きな経験になった」と振り返る。
それ以降は大会から遠ざかっていたが、3年前に長安顧問が母校に着任。「あの感動を子どもたちにも味わってほしい」とコンクール出場へ向けて、部員のやる気を高めてきた。放課後または昼休みの練習に加え、始業前の朝練も実施。夏休みに入ってからは一日3〜6時間の練習を週5日行い、楽器を持ち帰って自宅でも技術向上に取り組む児童もあるという。
「全員で毎日続けてきた腹筋トレーニングのおかげで、強い音を長く出せるようになってきた」と部長の島田彩良(さら)さん(12)=6年=。練習の合間に部員同士で意見交換するなど、演奏の質に対する意識も高まってきた。
トロンボーン、チューバなど7種の金管楽器にドラム3台を加えた編成で、キャッチフレーズは「雷音」。百獣の王・ライオンに掛けて、「堂々とした、迫力のあるサウンド」を目指す。大会で演奏する“勝負曲”はスウィング・ジャズの名曲「シング・シング・シング」。ステージの左右に分かれたメンバーが競い合うように音を出す形態で、躍動感のあるダイナミックな演奏を披露する。
関西地区から全日本フェス(11月、大阪城ホール)へ進めるのはわずか4校の狭き門だが、「大会がとっても楽しみ」と島田さん。長安顧問は「夢に向かって努力することが何よりの経験になる。聴く人を圧倒するような演奏が目標」と子どもたちとともに熱い夏を送っている。
同クラブは大会出場を前に8月9日(金)、中広の赤穂市文化会館ハーモニーホールでロビーコンサートを催す。午後2時から。無料。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年8月3日(2048号) 4面 (9,461,533byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
野中橋の側道橋完成 通学も安全に 赤穂民報主催・第38回習字紙上展の出品規定 近畿スポ少空手道で優勝 拳義館の瀧口美子さん 力作並ぶ義士祭学童書道展 市民会館で4日まで 創立150年の尾崎小で記念授業 「まるで光の国」赤穂小で一夜限りのライトアップ 関福大生が姫路で「忍者学校」3、4日 第43回赤穂市少女バレーボール発足記念大会 誰もが楽しめる「ゆるスポーツ」学生ら手作り 新給食センター整備へ実施方針公表 絵地図作りでわがまちに愛着 絵マップコン20年 少年剣士が熱戦 忠臣蔵旗剣道 子育て世帯に米5キロ無料配布 海から遠くへ「津波防災の日」前に避難訓練 第33回MOA美術館赤穂児童作品展の入賞者
コメント
0 0
投稿:OB太郎 2013年08月05日コメントを書く