全国絵マップ展で審査員特別賞
2014年02月08日
全国児童生徒地図優秀作品展で審査員特別賞に選ばれた御崎小6年の松本彩希さん(右)と塚本安紀さん=あこう絵マップコンクール実行委員会提供
受賞作は御崎地区を中心に市南東部をカラフルに描き、伊和都比売神社、大塚古墳など名所・名物を紹介する縦134センチ、横110センチ。昨年9月の「あこう絵マップコンクール」で最優秀賞になり、全国展へ進んだ。
海の部分に赤穂沖で獲れる魚介類のイラストが並び、ミカンとカキの立体クラフトは皮や殻をめくると説明文が現れる仕掛け。難破船に砂が積もってできたとの唐船山伝説、神宮皇后にまつわる尾崎の頭人行列の由来は長文の説明を小さな巻物にして地図上に添付する工夫を凝らした。
松本さんと塚本さんは大の仲良しで、「大好きな赤穂を見て回ろう」と一緒に市内を巡り、気に入ったところを地図にまとめた。ミカン農家や鮮魚店に直接話を聞きに行き、内容の充実を図ったという。友達の間で話題の心霊スポットも盛り込むなど、子どもならではの視点もおもしろい。
タイトルは日本全体と赤穂の面積対比から決めた。2人は「この小さな赤穂に宝物がたくさんあることがわかった。みんなで守って、もっともっとすてきな赤穂にしていけたらいいと思います」と話している。
全国展は児童生徒の研究活動を紹介し、地図の普及啓発を促進しようと平成9年から実施。今年は4972点の応募があり、松本さんと塚本さんの作品を含む5点が表彰された。
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掲載紙面(PDF):
2014年2月8日(2074号) 1面 (9,191,425byte)
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