地域行事きっかけに三味線入門
2014年04月01日
初舞台へ向けて三味線の稽古に励む木村なつみさん(左)
この春に坂越小を卒業したばかりの木村なつみさん。同級生たちと一緒にカスタネット隊の一員として「曳きとんど」を練り歩いた。本番前に数回あった合同練習で佐方さよ子さん(78)や牟禮清美さん(67)らが弾く三味線の生の音色を初めて耳にし、「弾いている姿も、音もかっこいい」と魅力を強く感じたという。
両親を説得し、行事の翌日に生田流教授の牟禮さんに弟子入りした。カナや数字で音階を表す三味線の譜面は稽古初日で読み方をマスター。「好きこそものの上手なれ、ということなのでしょう。本当に筋が良い」(牟禮さん)と驚くほどの早さで弾き方を覚えていっているという。
とんどを乗せた木製台車をお囃子と音頭に合わせて綱で引っ張る「曳きとんど」に三味線は欠かせない楽器の一つ。待望の後継者候補の出現に佐方さんは「若い人が地域の伝統に関心を持ってくれたことが最高にうれしい」と喜んでいる。
「いつかは曳きとんどに三味線で出てみたい」と夢をふくらませる木村さん。「さくら祭り」では佐方さんや牟禮さんと一緒に舞台へ上がり、「曳きとんど音頭」など2曲を演奏する予定で、「憧れの人たちと一緒に弾けるのが楽しみ。一生懸命ついていきたい」と話している。
「さくら祭り」は船岡園展望広場で午前11時〜午後1時半。坂越中和太鼓部、ギターの弾き語り、ハーモニカ演奏などのステージ演奏がある。たこ焼き、甘酒など模擬店も出店。豪華賞品が当たる抽選会は午後1時からカードを配布する。雨天中止。問合せは主催の坂越地区まちづくり連絡協議会事務局TEL48・8133(梅本電機)。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年4月5日(2082号) 1面 (9,189,908byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
群集墳テーマに特別展「播磨に現れた黄泉国」 [ 文化・歴史 ] 2024年10月18日2024赤穂市美術展 7部門で56点入賞 [ 文化・歴史 ] 2024年10月17日「頑張ってきた仲間と」全日本金賞目指す 明誠学院吹奏楽部の上谷悠華さん [ 文化・歴史 ] 2024年10月16日5年ぶり復活へ稽古 木生谷荒神社の獅子舞 [ 文化・歴史 ] 2024年10月11日ル・ポン音楽祭6日開幕「すごく美しいメロディ」音楽監督の樫本大進さん会見 [ 文化・歴史 ] 2024年10月05日赤穂玩具博物館 20周年記念で出前紙芝居 高瀬舟で写真展「坂越の祭り」 [ 文化・歴史 ] 2024年10月05日赤穂市内の秋祭り2024 主な日程 国立文楽劇場40周年で「仮名手本忠臣蔵」通し上演 12月1日に全国6会場で忠臣蔵検定 90点以上「博士」認定 第44回市少女バレー選手権 Aクラスは御崎が優勝 県スポ少空手道 組手3部門で優勝 高校生が自作のドレスでショー開催へ 第二種電気工事士 中1生が一発合格 五輪メダルに感激「私もオリンピックに」
コメント
0 0
投稿:なぎさ 2014年04月03日コメントを書く