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政治倫理条例制定へ各会派が合意

 2008年08月08日 
 政治倫理に関する何らかのルール作りを検討している赤穂市議会の議会活性化検討協議会(小路克洋委員長)は8日、第5回協議会を市役所5階第1委員会室で開き、今年度内に政治倫理条例の制定を目指すことで合意した。
 協議会では、前回に続き、「政治倫理の骨子案」に対する意見を各会派が陳述。条例化に積極的な清和会、共産党、経政会、公明党に対し、「もっと本音で議論する必要がある」(政翔会)、「年度内の条例制定は時間的に難しいのでは」(赤涼会)と意見が交わされた。
 「ある程度、拘束力を持たせるためにも条例にすべき」との意見が出た一方、「まずは規定を設置し、それで不備があれば条例へ移行してはどうか」など、条例ではなく「規定」や「要綱」を定める提案も出され、議論は平行線。
 最後は小路委員長が「任期内の条例化を目指して最大限の努力をしていくということでお願いしたい」と意思統一を要望し、「時間切れにならないように形のあるものを作るというのなら賛成」(赤涼会)、「委員長の考え方でよい」(政翔会)と一応の結論を得た。
 条例化に向けた今後の議論では、▽行政に対する「口利き」や公共工事の請負をどこまで認めるか▽議員に資産公開を求めるかどうか▽市民の調査請求権を認めるかどうか▽政治倫理審査会のメンバー構成などが論点に予想される。
 一部議員からは「地方自治法との兼ね合いもあり、条例制定にはかなりの時間が必要で、年度内にまとめることは困難」「条例だけまとめても、実際の運用次第では“骨抜き”になってしまう」との懸念もあるが、小路委員長は「議論を深めていけばきっとまとめることができる。骨抜きでない中身のある内容にしたい」と条例制定に自信と意欲をみせている。
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掲載紙面(PDF):
2008年8月23日(1809号) 3面 (7,667,133byte)
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