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郷土ゆかりの画家展を開催中

 2015年06月23日 
田淵記念館で開催中の特集展示「郷土ゆかりの画家たち」
 御崎の赤穂市立美術工芸館・田淵記念館(冨永恵一館長)で平成27年度特集展示「赤穂ゆかりの画家たちが描いた 生きとし生けるもの」が開催されている。地元生まれ、あるいは赤穂で一時期を過ごした作家9人の作品34点を展示し、7月20日(月・祝)まで。
 同館が郷土に関係のある作家にスポットを当てる毎年恒例の特集展示。今年は人物、動物、草花など命あるものが描かれた作品をピックアップした。
 油彩「刺繍する娘」は日本芸術院賞を受賞した藤本東一良(1913−98)の傑作。藤本に師事した西川美沙夫(1927−83)の「涯の詩」は牛の群れを荒々しく描いている。国内外で活躍した版画家の小畑勉(1936−2005)の木版画は5点を並べた。
 尾崎生まれの中村義夫(1889−1957)、幼少期を福浦で過ごした林鶴雄(1907−90)、爽やかなパステル画を描いた米谷朝五郎(1921−2001)のほか、日本画家の室井澄氏(95)=新田=、洋画家の田中繁雄氏(82)=加里屋=、御崎生まれの大田幸作氏(80)=東京都東大和市=の現役作家3人の作品も展示している。
 「画家が込めた命の力強さ、尊さを感じてもらえれば」と同館。午前9時〜午後5時(入館は4時半まで)。火曜休館。入館料は大人200円、小・中学生100円。Tel42・0520。
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掲載紙面(PDF):
2015年7月4日(2142号) 3面 (10,998,848byte)
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