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市民ミュージカル公演へ稽古佳境

 2016年02月06日 
7年ぶりの公演となるステージの鑑賞を呼び掛ける劇団アルティスタのみなさん
 市民劇団アルティスタのミュージカル公演「マッチ売りの少女〜この地球(ほし)に愛があふれますように〜」が2月14日(日)、中広の赤穂市文化会館ハーモニーホールである。
 ポピュラーなアンデルセン童話をベースに、世界平和の実現のために一人一人が出来ることを考えようと訴える感動作。「エネルギッシュな舞台をぜひ見てほしい」と呼び掛けている。
 同劇団は赤穂市と近隣からミュージカルや舞台が好きな市民が集まって平成7年に旗揚げ。7年ぶりとなる今回のステージは前作「雪の女王」に続き、赤穂出身でドイツ在住の元劇団四季、宮永あやみさん(45)が脚本・演出。作曲は宮永さんの知人でオーストリア・ザルツブルグを拠点にオペラ指揮者として活動している野村英利さん(34)が手掛けた。
 オーディションで選ばれた小学生から高校生を中心に28人で演じる。台本が完成した昨年5月から本格的な稽古が始まり、映像と音声を生中継できるインターネット通信で宮永さんがドイツに居ながら歌とダンスを指導。年明け以降は帰国した宮永さんが毎回稽古場に入り、台詞の発音や感情の込め方などに磨きをかけてきた。
 先月中旬にあった1泊2日の合宿には野村さんも駆け付けた。「観客に思いが伝わるよう、歌詞に気持ちを込めて歌って」との励ましで出演者のモチベーションはさらに上がったという。
 「みんなの力を合わせて一つの舞台を創り上げる演劇の魅力を味わっています」と語るのは主人公の父親役で出演する加里屋の会社員、鬼塚浩太郎さん(51)。7年前の公演に感動してオーディションに参加したという、さつき町の中学2年、古津有麻さん(14)は少女役で初舞台。「稽古は大変だけど楽しい。7歳の女の子の役なので、その年齢に見えるように演じたい」と本番へ向けて気持ちを高めている。
 宮永さんは「キャストの感受性が驚くほど良く、歌唱も演技もどんどんうまくなってきた。間違いなく熱い舞台になるはず」と期待を寄せている。
 大ホールで午後7時開演。チケットはS席(指定席)1500円、A席(3階自由席)1000円で好評前売中。当日は全席1500円。問い合わせは同実行委員会Tel090・9161・1461(山村さん)。
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