ル・ポン音楽祭へ樫本さん意気込み
2016年10月05日
公演を前に会見した=左から=樫本大進さんとマインツさん、ブロフツィンさん
同音楽祭はイギリス生まれの樫本さんが、幼少期を過ごした赤穂での開催を強く希望して平成19年に始まった。当初は赤穂と姫路で交互に開催していたが、6年目からは両市合同で毎年開催。樫本さんがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターに就任した以降も続けられている。
樫本さんは、4年連続参加のヴァイオリニスト、ボリス・ブロフツィンさん(ロシア)、初参加のチェリスト、イェンス=ペーター・マインツさん(ドイツ)とともに会見に出席。過去9年の音楽祭で取り入れたテーマを「すべて織り交ぜた」と今回のプログラム構成を説明し、「いろんなジャンルのクラシック音楽がハイライトされ、いろんな空気、いろんな雰囲気が出ると思う。楽しみにしてください」と自信をのぞかせた。
母の出身地でもある赤穂について、「日本のふるさと。『帰ってきた』という気分になる」とリラックスした表情を見せ、「ル・ポン、赤穂、姫路の名前はヨーロッパでもアーティストの間で知られるようになってきている。ずっとずっと長く続けられるようにと思っています」と特別な思い入れを語った。
今年の同音楽祭は赤穂2公演、姫路4公演と東京特別公演の計7ステージに総勢18人が出演。チケットはすでに完売している。樫本さんは8日(土)午後4時から市文化会館小ホールで開催されるジュニア演奏者らによるプリコンサート(入場無料)にも出演を予定している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年10月8日(2202号) 1面 (10,640,398byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
義士祭奉賛学童書道展が開幕 3日まで フルートでXmasコンサート 2日ハーモニーホール まち歩き楽しみながら歴史クイズに挑戦 赤穂緞通の生みの親 児島なか生誕200年展 [ 文化・歴史 ] 2023年11月18日一畳敷から小品まで 師弟5人の赤穂緞通展 [ 文化・歴史 ] 2023年11月17日復元塩田を背景に濱鋤き唄 [ 文化・歴史 ] 2023年11月12日赤穂民報主催・第40回習字紙上展の出品規定 材料はチョコやクッキー「湖に浮かぶお菓子の家」 [ 文化・歴史 ] 2023年11月09日伝統の婚礼再現「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2023年11月05日「映画会社やテレビ局はなぜ『忠臣蔵』を作らなくなったのか」春日太一氏講演 第62回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞作 [ 文化・歴史 ] 2023年11月03日管楽合奏コン全国大会へ赤穂西中吹奏楽部 夏の雪辱果たす [ 文化・歴史 ] 2023年10月30日塩屋荒神社で秋祭り 東西の大屋台が勇壮に練り [ 文化・歴史 ] 2023年10月22日絵マップコンクール「ありがとう作品展示会」 幻の「藤緞通」復元 糸作りから自ら 丹後・上世屋で技術学ぶ [ 文化・歴史 ] 2023年10月21日
コメント
第39回姫路市芸術文化大賞受賞おめでとうございます!
赤穂市で始まった音楽祭が、姫路市から先に贈られるのも何やら違和感もありますが・・・・
兎に角、10年続けてこのような全国的に有名な音楽祭に育てて頂いて感謝しております。
今年の秋、楽しみにしています!
0 0
投稿:大進さん受賞おめでとう 2017年03月02日来年は、赤穂がホスト。外国のお客様も増えるのは必然。
赤穂は、姫路に比べて、外国人に対してのおもてなしが殆ど感じられません。
世界遺産の姫路とセットで、外国人の訪れやすい観光都市に整備するのが急務と思います。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/videos/20161021075955375/
0 0
投稿:NHK World Newsに思う 2016年10月24日http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2894398.html
0 0
投稿:皇后さまも感動 2016年10月20日噂によりますと皇后様が後半、御臨席される中の演奏会になったそうで、客席は総立ちだったそうです。
樫本さんの赤穂を思う郷土愛の元、日本でも有数の室内楽の国際音楽祭に育ちました。
来年からは益々、世界から注目の度合いが増すルポン。赤穂も責任重大です。
0 0
投稿:樫本さんに感謝 2016年10月17日コメントを書く