名優勢揃い 忠臣蔵の役者絵展
2016年12月07日
名優たちの役者絵が並ぶ「忠臣蔵イラスト展」と作者のもりいくすおさん
忠臣蔵をテーマにした絵本やグッズデザインなど多様なコンテンツを手掛け、赤穂観光大使でもあるイラストレーター、もりいくすおさん(51)=東京都港区=が描いた役者絵をB5判からA0判までのサイズで展示。無声映画『実録忠臣蔵』で大石内蔵助を演じた日本映画草創期の大スター、尾上松之助から現在放送中の『忠臣蔵の恋』で主演の武井咲まで124人をほぼ年代順に並べている。
「映画やドラマを見るうちに忠臣蔵の魅力にはまった」というもりいさんは、これまでに歌舞伎、コントなども含めて200を超える「忠臣蔵もの」を鑑賞。“はまり役”と感じた役者や個性が際立っているキャストの似顔絵を8年ほど前から描き続けている。
その役柄にとって最も印象的なシーンを厳選。「どの登場人物にも見せ場があるのが忠臣蔵」と主役級だけでなく脇役も多く描く。もりいさんは「その映画やドラマを実際に見た人には懐かしく感じてもらえるのでは。忠臣蔵を知らない人にも興味を持つきっかけになればうれしい」と話している。
もりいさんが制作した『早わかり忠臣蔵絵本』の原画、堀部安兵衛の生涯を連作に描いた『安兵衛真観』なども紹介。忠臣蔵短編アニメの上映コーナーもある。
12月14日(水)まで1階ギャラリーで午前10時〜午後6時(最終日は4時まで)。月曜休館。11日(日)午後1時半からの記念講演会は、もりいさん自身が作品解説を通して忠臣蔵の魅力を語る。先着50人を受付中。Tel43・0275。
<前の記事 |
[ 文化・歴史 ]
伝統の婚礼再現「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2023年11月05日「映画会社やテレビ局はなぜ『忠臣蔵』を作らなくなったのか」春日太一氏講演 第62回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞作 [ 文化・歴史 ] 2023年11月03日管楽合奏コン全国大会へ赤穂西中吹奏楽部 夏の雪辱果たす [ 文化・歴史 ] 2023年10月30日塩屋荒神社で秋祭り 東西の大屋台が勇壮に練り [ 文化・歴史 ] 2023年10月22日絵マップコンクール「ありがとう作品展示会」 幻の「藤緞通」復元 糸作りから自ら 丹後・上世屋で技術学ぶ [ 文化・歴史 ] 2023年10月21日「2023赤穂市美術展」が開幕 絵画、書など268点 [ 文化・歴史 ] 2023年10月19日2023年度文化・スポーツ賞 受賞者決定=赤穂市 頭人行列に獅子舞 尾崎・赤穂八幡宮「神幸式」 [ 文化・歴史 ] 2023年10月15日獅子舞存続 児童らが議論「未来に残すべき」 平田オリザ氏講演 先着300人募集 地域連携フォーラム 「坂越の船祭」男衆ら活気 4年ぶり獅子舞も [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日子どもの笑顔でほっこり 福浦の山脇五都子さん水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日「工房マップ作って」伝統工芸作家ら42人が要望 [ 文化・歴史 ] 2023年10月07日
コメントを書く