「子ども食堂」がプレオープン
2017年03月04日
プレオープンした「あこう子ども食堂」。第1木曜はカレーライス、第3木曜は月替わり定食を提供する
商店街沿いの空き家を再利用したコミュニティスペース「古民家tunagu(つなぐ)」で第1・3木曜日の午後4時〜7時半に開く。利用できるのは市内在住の中学生以下と、その保護者。ボランティアが調理した食事を子どもは無料、大人は300円で提供する。大学生や高校生のスタッフも協力し、食事の前後に勉強を教えたり、一緒に遊んだりする。
子ども食堂は、子育て支援の取り組みとして全国各地に広まりつつあるボランティア活動。行政による支援が行き届かないケースの受け皿としても活用されている。西播磨県民局管内では初めて。
運営主体となる赤穂市地域活動連絡協議会の岩崎由美子会長(52)は「赤穂でも、きっと『子ども食堂』を必要としている子どもがいるはず、と思って開くことにしました」と話す。冷蔵庫と給湯器は県の「子ども食堂応援プロジェクト」補助金で購入。食器やテーブルなどの備品は知人や友人が余っているものを提供してくれた。米、野菜、肉など食材を継続的に無償提供してくれる人も複数現れ、「本当にありがたい」(岩崎さん)と感謝している。
プレオープンには小学生や幼稚園の親子4組が訪れた。小学1年生の長女を連れて参加した母親は「一人っ子で、こうしてにぎやかに夕食を食べることがないのでうれしそう。いつもよりたくさん食べてます」と、おいしそうにカレーをほおばる子どもに目を細めた。
本オープンは4月6日(木)。事前申込み制で開催日の一週間前まで先着順に20人程度を受け付ける。未就学児は保護者の付き添いが必要。
「地域ぐるみで子どもを大事にする、垣根のない居場所を作っていきたい。子どもたちにはおなかいっぱい食べてほしい」と岩崎さん。引き続き食材や備品の提供、ボランティアスタッフを募っている。問い合わせはTEL070・6547・1886。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年3月4日(2222号) 1面 (13,192,171byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
第39回赤穂民報習字紙上展の入賞者 市民病院 22年度下半期に医療事故5件 ボーイスカウト 笠間と6年ぶり交歓キャンプ [ 子供 ] 2023年07月31日広がる「子ども食堂」市の補助で有志が運営 空家活用特区 指定後初の補助適用 [ 社会 ] 2023年07月29日福浦で合戦シーンロケ 映画『キングダム』公開 [ 社会 ] 2023年07月28日サイエンス寺子屋 30日に海洋科学館 「リスクあっても先進性」市民意識調査で多数 せんべいで詐欺被害防止PR「だまされません・・べえ」 [ 社会 ] 2023年07月18日ハマウツボ保全20年 県から功労者表彰 [ 社会 ] 2023年07月15日赤穂RC 新会長に石原将司氏 [ 社会 ] 2023年07月10日高齢化率 全地区で3割超える 15歳未満は5千人切る [ 社会 ] 2023年07月08日赤穂LC 新会長に吹田一平氏 [ 社会 ] 2023年07月08日安心・安全願い 園児ら七夕飾りに短冊 行政苦情対応10年 古森雄三さんに近畿局長表彰
コメント
0 0
投稿:忠臣蔵の恋 2017年03月05日0 0
投稿:石田三成 2017年03月04日コメントを書く