神官子孫宅に「大避大明神」縁起書
2017年04月29日
江戸末期に作成されたとみられる「大避大明神御縁起書」
古文書は縦約36センチ、幅約88センチで、「そもそも大避大明神の由来をくわしく尋ね奉るに」との書き出し。秦河勝について、▽洪水で流れ着いた壺の中から見つかった赤ん坊が成長した▽摂津国難波浦から、うつぼ舟に乗り、播州坂越浦に漂着した▽荒尾明神と奉られた後に大避大明神となった−などと伝承を記している。
所蔵者の杉原弘さん(72)によると、かつて先祖は西有年の大避神社の宮司で、ほぼ同じ文面とみられる断簡とともに受け継がれてきたという。年紀は書かれていないが、おおよその作成年代について同会が専門家に鑑定を依頼したところ、紙質や字体から「江戸後期から末期」とみられる。
大避神社の縁起が書かれた文献は市内に複数あり、最も古いものでは天和2年(1682)の年紀がある「播州赤穂郡坂越浦大避大明神縁起」がある。宮崎会長は「これまでに確認されている縁起書と比較するなど詳しく研究したい」と話している。
<前の記事 |
「線画と版画」郷土の画家展 [ 文化・歴史 ] 2021年06月17日絵画を楽しむ会 20日までギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2021年06月17日コンセル・ヌーボ 20日に2年ぶり定期演奏会 五輪公式サイトがリンク アートマイル展 「忠臣蔵」演じた役者名鑑 2万人超収録 [ 文化・歴史 ] 2021年06月05日藩主献上の銘酒 昔ながら製法で新商品 赤穂美術協会40回展 28日から [ 文化・歴史 ] 2021年05月27日「電車のある風景」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2021年05月16日赤穂民報主催・第35回習字紙上展の出品規定 姫路市長賞作品を献画 大津の橋本正史さん [ 文化・歴史 ] 2021年05月14日ビートルズ文化博物館 15日から5周年特別展 [ 文化・歴史 ] 2021年05月14日赤穂城の魅力 4K動画で発信 [ 文化・歴史 ] 2021年05月06日晩夏のヒマワリ畑で国展初入賞 高野の玉水久雄さん [ 文化・歴史 ] 2021年05月05日赤穂城の「御城印」赤穂高校書道部が揮毫 [ 文化・歴史 ] 2021年05月03日西播磨の山城「御城印」が好評 [ 文化・歴史 ] 2021年04月27日
コメントを書く