早世の箏曲演奏家 仲間が追悼公演
2017年07月08日
在りし日の利根英法さん
利根さんは昭和56年に相生市に生まれ、尺八を趣味とした祖父の勧めで3歳から箏を習い始めた。演奏家になることを目指して相生高校から進学した東京藝術大学音楽学部邦楽科で技を磨き、平成21年に第16回賢順記念全国箏曲祭コンクールで最高位の「賢順賞」を受賞。その2年後に急病で亡くなった。
追悼公演は大ホールで午後3時開演。恩師や大学時代の同期生たちが箏、三絃、尺八を奏で、利根さんの半生を描いた邦楽ミュージカル「利根英法ものがたり」も上演する。終演後は中ホールで「偲ぶ会」を開き、故人との思い出を語り合う。
父の敬通さん(66)によると、利根さんは生前、「箏曲の魅力を伝えたい」「自分が活躍することで、生まれ育ててもらった相生の地を多くの人に知ってもらいたい」と話していたという。本公演は、その遺志をつなげようと、小学生以上を対象にした公開レッスン、相生の名所を巡るバスツアーも行う。
前売チケットは3500円(高校生以下2500円)で当日は500円増。「偲ぶ会」の参加料は3000円(同1000円)。問い合わせはTel090・4286・4658(利根敬通さん)。
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掲載紙面(PDF):
2017年7月8日(2238号) 1面 (6,650,090byte)
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[ 文化・歴史 ]
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