特産和紙に義士描く 赤穂と多可の縁
2017年09月16日
特産の杉原紙に四十七士を描いた作品と安倍加織さん
同町の南部一帯はかつて赤穂藩の飛び地だった。八千代区大和にある西谷(さいだに)公園には赤穂藩が灌漑堤防として造った石垣跡が残り、工事の視察に大石内蔵助が再三訪れたと伝えられている。
ボランティアで郷土史顕彰にも関わっている安倍さんは「赤穂市と多可町のつながりを表現できる作品を」と今年6月から制作に取りかかった。西谷公園で拾い集めた自然石に地元で古い歴史を持つ手すき和紙の杉原紙(兵庫県重要無形文化財・伝統的工芸品)を丁寧に貼り、一個に一人ずつアクリル絵の具で義士を描いた。
インターネットで調べた義士の逸話を基に一人一人の人物像をイメージし、「もしドラマ化するなら、この人に演じてほしい」と思う俳優や芸能人に似せて顔を描いたという。安倍さんは「一体ずつ思いを込めて描きました。見た人に楽しんでもらえれば」と話している。
10月4日(水)まで午前8時〜午後5時(最終日は2時まで)。会期中の定休日は25日、10月1日、2日。Tel49・2992。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年9月16日(2246号) 1面 (13,011,458byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
刷毛の跡までリアルに 埴輪ミニチュア [ 文化・歴史 ] 2024年07月12日赤穂ゆかりの作家中心に40点「未公開収蔵品展」 [ 文化・歴史 ] 2024年07月01日秋祭りの御神米 子どもたちが「お田植え」 コンセル・ヌーボ第40回定期演奏会 16日にハーモニーH 元赤穂書道会長の故新家一夫さん回顧展 [ 文化・歴史 ] 2024年06月03日会員の力作40点 赤穂美術協会展 31日から [ 文化・歴史 ] 2024年05月27日「水のある風景」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2024年05月26日心癒やすメロディ 引きこもり男性が作ったピアノ曲 [ 文化・歴史 ] 2024年05月20日絵マップコン記念誌 20年の記録と記憶一冊に 赤穂駅2階で「キャンバスの会」ウインドギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2024年05月12日引きこもりから前進 友人の支えで曲完成 [ 文化・歴史 ] 2024年05月11日工芸と写真、日本画 喜寿記念で三人展 [ 文化・歴史 ] 2024年05月11日赤穂民報主催・第41回習字紙上展の出品規定 日本遺産認定祝い北前船の絵馬奉納 [ 文化・歴史 ] 2024年04月06日日本画家の故室井澄氏を偲び画塾生らが作品展 [ 文化・歴史 ] 2024年03月23日
コメント
0 0
投稿:赤穂市民 2017年09月18日0 0
投稿:? 2017年09月17日コメントを書く