旧高雄村関連の資料を冊子に
2018年06月09日
旧高雄村関連の資料をまとめた『高雄の民俗』と原田一博さん
旧高雄村役場は2度の火災で村舎を焼失しており、公民館は「当時の高雄の歴史を振り返る上で貴重」と話している。
旧高雄村は明治22年の町村制施行に伴い、立巌村・目坂村・木津村・真殿村・中山村を統合して誕生。村役場は明治27年1月と昭和20年12月にいずれも火災で焼失したため、それまでの資料が乏しいという。
歴史研究グループ「高雄歴史を語る会」が地元旧家から収集して保存していた資料群を会員の元公民館長、原田一博さん(66)が4年前から整理。一件ずつ活字化あるいは写真による記録保存を進めながら調査した結果、村の決算書や税務資料、地元民間企業の株主名簿などが含まれていることがわかった。明治後半から大正にかけての時期を中心とした資料で、これまで明確でなかった歴代町長の就任年月日も判明したという。
「高雄にとって大切な資料。散逸してしまう前に記録として残せてよかった」と原田さん。市教委でも資料の精査を実施しているという。
150部印刷し、一部300円で頒布している。なくなり次第終了。TEL48・7500。
<前の記事 |
鉱物と化石 私設資料館23日オープン [ 文化・歴史 ] 2020年07月18日高校生が雅楽演奏を奉納 [ 文化・歴史 ] 2020年07月12日市内秋祭り「中止」決定相次ぐ まちの玄関口に「希望のピアノ」 平松国秀さん写真展「光あふれて」 [ 文化・歴史 ] 2020年07月07日生誕135年 竹久夢二 抒情的世界 [ 文化・歴史 ] 2020年07月03日郷土の誇り 軽快にダンスで表現 今年の義士祭「例年通りの規模困難」 赤穂浪士「助命か厳罰か」中学歴史で討論 新田に赤穂緞通のギャラリー工房 [ 文化・歴史 ] 2020年06月19日ふれあい囲碁 市民限定で4か月ぶり開催 [ 文化・歴史 ] 2020年06月15日コロナ影響で市美術展中止 赤穂民報主催・第33回習字紙上展の作品募集 レナウンの基礎築いた尾上設蔵 桃井ミュージアム開館10年で感謝デー [ 文化・歴史 ] 2020年05月23日
コメントを書く