江戸時代の地図頼りに町歩き
2019年01月27日
古地図を見ながら旧城下町の町割を歩いた「あこう路地さんぽ」
市教委によると、赤穂城下は池田時代の町割をベースに浅野長直が拡張整備した。高瀬舟が往来した熊見川(現在の加里屋川)が東を流れ、北に姫路街道、西に備前街道が接続。軍事的、経済的な効果を最大限発揮できるよう計画的に設計されているという。
この日は、元禄期ごろに描かれた古地図と現在の地図を見比べながら町歩き。城郭防備のためにわざと交差点をずらした十字路、警護の兵を待機させるために道幅を変えた「武者隠し」など現在も残る当時の町割の一端を見学した。
案内役を務めた市教委学芸員の荒木幸治係長によると、赤穂城下町には道に沿って上水道が張り巡らされていたため街路を大きく変えることができず、また、鉄道や国道は当時の郊外に敷設されたことで池田・浅野時代の町割がほぼそのまま残ったという。
「旧赤穂城下町には江戸時代の地図を見ながら実際に歩ける面白さがある」と荒木係長。坂越の石田賢一さん(58)は妻綾子さん(60)と夫婦で参加。2か月前に東京から移住したばかりで、「赤穂の歴史を知りたいと参加しましたが、さらに興味がわいてきた」と好評だった。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年2月2日号(2312号) 4面 (10,818,283byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂緞通で学校マスコット [ 文化・歴史 ] 2020年11月20日絵図や古文書で振り返る「播州赤穂の塩づくり」 [ 文化・歴史 ] 2020年11月19日赤穂出身の古川功晟さん 日展連続入選 [ 文化・歴史 ] 2020年11月19日赤穂美術協会 20日から小品展 図書館玄関横に忠臣蔵コーナー [ 文化・歴史 ] 2020年11月14日赤穂民報主催・第34回習字紙上展の作品募集 受け継いだ技法磨き29年 赤穂緞通初個展 [ 文化・歴史 ] 2020年11月11日第41回キャンバスの会作品展 [ 文化・歴史 ] 2020年11月11日貴重な鉄道写真を地元に寄贈へ [ 文化・歴史 ] 2020年11月10日力作ぞろい15作品 絵マップ公募展 表情さまざま「赤穂富士」水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2020年11月07日「秋」テーマにフラワーアレンジ [ 文化・歴史 ] 2020年11月06日神田の収穫米を脱穀 園児らも手伝い 第59回赤穂市民文化祭 俳句・短歌入賞者 [ 文化・歴史 ] 2020年11月01日討ち入りへの経緯克明 義士自筆の覚書 [ 文化・歴史 ] 2020年10月31日
コメントを書く