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高野の産廃処分場 操業開始で立入検査

 2019年02月06日 
操業開始を受けて県と市が立入検査した高野の安定型産廃処分場
 兵庫県と赤穂市は6日、高野の安定型産業廃棄物最終処分場が操業を開始したことを受け、現場の立入検査を実施。廃棄物の処分状況や帳簿類の確認を行った。検査した県光都土木事務所によると、「特に指導すべき点はなかった」という。
 同処分場は県知事が操業を許可してから約1年4か月経った先月7日に最初の廃棄物が搬入。「コンクリートくずと廃プラスチックで約40トン」が処分された。県と市は「現状を確認するため」に廃掃法(市は事業者と結んでいる環境保全協定)に基づき、立入検査を行った。
 事業者の「クリーン赤穂」(相生市千尋町)には同法に基づく水質検査が義務付けられる。市環境課は「事業者とは別に市独自の水質検査も実施する」としているが時期は決まっていない。
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関連サイト:
【関連記事】高野の安定型処分場が産廃受け入れ開始


掲載紙面(PDF):
2019年2月9日号(2313号) 1面 (4,719,911byte)
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[ 坂越地区 ]  [ 社会 ]


コメント

赤穂市内の公共工事で出たものを市内で処分するのは仕方ないが、取水口の上流に処分する必要はない。
いくら基準を厳しくして、検査をしたところで不正や問題を完全に防げるわけではない。
自動車業界の検査不正問題から学んで欲しいところである。
百歩譲って対策を考えるとすると、"定期的"な検査ではなく"常時"検査することである。
そのためには処分場の下流側の地下(水)と表流(水)の数か所に常時センサを設置して、
ネット上にライブで公開することが必要だ。
上水道の末端に導入している自動水質監視システムのようなものを千種川にも導入する必要がある。
これで予算がというのなら、処分場の許可を取り消す必要がある。

歴史と料金の観点から、赤穂市は水道と強いつながりがある。
赤穂では日本でも早くから上水道が整備され、日本3大水道のひとつとされてきた。
また、千種川という(取水口の上流に大きな汚染源がない)清流に恵まれ、
水道料金は日本で一番の安さを誇ってきた。この栄光もいずれ過去のものになるのか。
前市政は中途半端な態度であった。新市政に期待するほかない。

*参考
・この処分場は千種川と山陽自動車道が交差する辺りにある。
木津の水源地は千種川とJR赤穂線が交差する地点から約600m上流にある。
ー赤穂市HPとGoogleマップから

・木津の第1・2水源地では地下水(浄水処理方法:塩素滅菌)と表流水(:凝集沈殿・急速ろ過・塩素滅菌)の
どちらも取水している。
ー『赤穂市水道ビジョン』から

・人間の体の6割は水分である。そして、1日に約2.5ℓの水分の出納がある。
ー厚生労働省から

・「水の惑星」と呼ばれる地球であるが、淡水は対全量で2.53%(3500万km^3)、
さらに河川や湖沼などの人が利用しやすい状態で存在する水はわずか約0.01%(10万km^3)に過ぎない。
ー国土交通省から

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投稿:赤穂の行方は 2019年02月08日

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