古民家工房で手織りワークショップ
2019年03月23日
卓上機でミニ織物を作る「手織りワークショップ」
同工房は赤穂市立田淵記念館から南へ徒歩2分ほどのところにある。市教委の赤穂緞通織方技法講習会を修了した花房八千代さん=加里屋=が築約70年の古民家を改修して昨年11月に開設した。
ワークショップは「織物の楽しさを感じてもらえる機会になれば」と始めた。初心者にも扱いやすい簡易な織機を使い、赤穂緞通作家の原田明子さん=たつの市=の手ほどきで8センチ角の織物を織る。
柄は3種類、使用する糸は20色以上ある中から好きな色を選んで組み合わせる。たて糸に挟せ糸をはせた結び目を積み重ね、挟せ糸の長さを握り鋏で摘み揃えるといった工程は赤穂緞通と同じ。所要時間はアフターティを含めて3時間で、時間に余裕があれば文様の輪郭に沿って糸を摘んで柄を際立たせる「筋摘み」も教わることができる。
実際に体験した人からは「一段ずつ柄が出来上がっていくのが楽しい」などと好評で、「リピーター向けに、もう少し大きなサイズとか難度の高い柄も用意できれば」と原田さん。また、より緻密な工程を要する赤穂緞通について「ものすごい手間をかけて織られていることがわかりました」といった声もあるという。同工房は「ワークショップを通して赤穂緞通への興味や関心をもってもらえることにもつながれば」と話している。
市内の観光業関係者は「3時間なら日帰り客でも体験できる。赤穂には体験型の観光スポットが少ないのがネックなので、こうした取り組みを含めた周遊や宿泊プランを発信することで観光活性化につなげていくべきでは」と話した。
参加費(アフターティ付き)は2人以上で1人2000円から。ガラス額または流木フレームの仕上げはプラス500円。予約、問い合わせはTel25・4003。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年3月23日号(2318号) 1面 (9,504,731byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
ギネス挑戦へエボルタくんが赤穂を通過 [ 街ネタ ] 2018年10月12日百名山と百名城 ダブル踏破 加里屋の小賀紀明さん [ 街ネタ ] 2018年09月01日"日本一,,小さな灯ろう祭り [ 街ネタ ] 2018年08月18日恋人の聖地に「ハート石」いかが? [ 街ネタ ] 2018年04月21日珍鳥ヤツガシラ 赤穂海浜公園に飛来 [ 街ネタ ] 2018年03月29日カンガルーの赤ちゃん6頭誕生 [ 街ネタ ] 2018年03月27日千種川に打ち寄せた流氷 [ 街ネタ ] 2018年02月24日鬼に豆投げてストレスも発散!? [ 街ネタ ] 2018年01月31日善意の見守り 高齢者救う [ 街ネタ ] 2018年01月27日豊作の黒大豆 ふくよか煮豆に 「心もピカピカに」善意の手縫い雑巾届く 「笑顔」つなげて「幸せ」アート [ 街ネタ ] 2017年12月02日「赤穂富士の魅力広げて」尼子山で登山会 [ 街ネタ ] 2017年11月26日ロッキングハムで喜びの再会 [ 街ネタ ] 2017年11月25日まるで鎧武者「黒バッタ」 [ 街ネタ ] 2017年08月23日
コメントを書く