赤穂高生が缶バッジ制作 義士祭で観光客に
2008年12月05日
観光客をもてなそうとオリジナル缶バッジを制作する赤穂高生
同校はこれまで義士祭当日、剣道、弓道、駅伝など体育会部員は奉賛スポーツ大会に出場、その他の生徒は学校で自習していた。
今春着任した橋本博行校長が「地域の伝統行事である義士祭には全校挙げて参加してはどうか」と提案。「赤穂を訪れた観光客を温かく迎えよう」とバッジを作ってプレゼントすることにした。
10月末までバッジの絵柄を校内で公募。美術部員などから17種類のデザインが寄せられ、11月から生徒有志約15人が放課後にバッジ制作に取り組んだ。
原画データーをパソコンに取り込み、インクジェットプリンターで印刷。カッターで円形に切り抜いた絵柄をプレス機で缶バッジに圧着させる。手作業とは思えない美しい仕上がりだ。
生徒らは義士祭当日、受験を控えた3年生とスポーツ大会出場の体育会部員を除き、全員で祭り会場へ。「赤穂義士祭ささえ隊」として駅前や大石神社など7カ所でバッジ計約700個を配布し、周辺の清掃活動も行う。
赤穂城隅櫓など2デザインが採用された2年生の竹田美沙さん(16)は「年齢問わず着けてもらえるような絵柄を心がけた。赤穂を好きになってくれることを願いながら配りたい」。橋本校長は「生徒にとってもよい思い出になるのでは。明るく元気に活動してほしい」と期待している。
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掲載紙面(PDF):
2008年12月6日(1824号) 4面 (9,448,123byte)
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