「西播磨ゆかりの人物知って」自費で絵本
2020年01月08日
山中鹿之介の絵本を出版した平野策子さん(左)と作者の堂野こむすいさん
芦屋市出身の平野さんは四十数年前に相生市青葉台に移住してカフェレストランを開業した。かつて相生と赤穂にまたがる尼子山に尼子一族が治める山城があったことを知り、一帯で命を落とした無縁仏の供養塔を庭に建立。毎月欠かさず慰霊の法要を営んできた。もうすぐ50年になることから、「この西播磨に尼子家という一族がいたことを子どもたちに伝えたい」と、たつの市新宮町のイラストレーター、堂野こむすいさん(48)に絵本の制作を依頼した。
完成した絵本はA5判横48ページ。「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と尼子家再興を三日月に祈った逸話で知られる山中鹿之介にスポットを当てた。
同じ内容で紙芝居も制作した。「苦難をものともせず、仲間と奮闘した鹿之介の生き様を知ってほしい」と平野さん。「できれば、聖徳太子や秦河勝など西播磨ゆかりの人物についても絵本にしたい」と話している。
1000部発行。JR相生駅南口の相生市観光案内所で一部500円+税で販売している。問い合わせはTel0791・75・0407(堂野さん)。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年1月11日号(2355号) 4面 (7,617,693byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「声楽の甲子園」初の2年連続県代表 [ 文化・歴史 ] 2022年09月26日「ひょうご五国」巡回展 赤高生が音声ガイド [ 文化・歴史 ] 2022年09月17日「赤穂緞通の魅力伝えたい」織り手志望の女性が絵本 [ 文化・歴史 ] 2022年09月09日絵手紙始めて3年 95歳初の作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年09月05日逸話でひもとく史実の元禄赤穂事件 [ 文化・歴史 ] 2022年09月04日義士外伝の新作歌舞伎『荒川十太夫』10月に歌舞伎座 十州塩田の作業唄一堂 赤穂からも出演 [ 文化・歴史 ] 2022年09月02日市史編さん課長が語る元禄赤穂事件の逸話 詩吟体験教室の子どもたちが奉納吟詠 JR有年駅に埴輪の絵画 故堂本隆也さん遺作 [ 文化・歴史 ] 2022年08月13日市民文化祭 短歌会と俳句会の作品募集 日本遺産写真展 作品を公募 県展2022 3部門で3人入選 [ 文化・歴史 ] 2022年08月10日「角立てない」伝統の書体 播磨提灯 気持ちや思い自由に表現「デザイン書道」 [ 文化・歴史 ] 2022年08月04日
コメントを書く