- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
タンザニアのおはなし
2020年02月08日
『いちばんのなかよし タンザニアのおはなし』○作/ジョン・キラカ ○訳/さくま ゆみこ ○アートン
日照りが続いて作物がとれなくなり、ゾウはネズミの蓄えた作物を預かることにしました。さらに日照りが続き、ネズミが預けた作物を返してくれとお願いに行きましたが、ゾウは返してくれません。さて、物語はどうなるのでしょう?
独特な趣のあるゆかいな動物の絵が、一段と物語を楽しく、興味深いものにしてくれています。
訳者のあとがきに、「タンザニアだけでなくアフリカ大陸はおもしろい昔話の宝庫で、動物を主人公にした昔話もたくさんあります。人間を主人公にすると、自分の悪口をいっているのではないかなどと勘ぐる人も出てきます。社会に波風が立つことにもなりかねないので、動物を主人公にして語ることが多いのです」。
アフリカでの民族対立や宗教紛争が昔話にまで影響を与えていることを知り、アフリカの複雑な歴史の一端を教えられました。
* * *
『いちばんのなかよし タンザニアのおはなし』○作/ジョン・キラカ○訳/さくま ゆみこ○アートン
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年2月8日号(2359号) 4面 (8,140,633byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
君は、ほんとうは いい子なんだよ。 2019年10月12日二冊の地図の絵本 2019年10月05日不思議な小石 2019年09月07日遊ぶ場所がほしいんです 2019年07月27日アリとリスとゾウの物語 2019年07月20日マンゴーが落ちた 2019年07月06日おじいちゃんの手 2019年06月08日むらさきふうせん 2019年05月25日癒やされた絵本 2019年02月23日モンゴルのおはなし 2019年02月16日おじいさんのひげ 2019年01月12日ベトナムのかみしばい 2019年01月01日犬になった王子 2018年11月17日ロバのロバちゃん 2018年10月20日とんぼ 2018年09月15日
コメントを書く