新宮町で「西播磨のやきもの」展
2020年02月23日
西播磨の陶磁器を一堂に紹介している特別展
同センターによると、西播磨では古墳時代から平安時代にかけて100基以上の須恵器窯があり、窯業が盛んだった。中世に衰退したが、江戸時代後半から再び窯が築かれ、特色ある陶磁器が生産されたという。
展示では、江戸末期に山崎藩の支援で開窯した「源谷焼」、現存する窯の一部がたつの市文化財に指定されている「野田焼」、赤穂藩主が視察した記録が残る「古池焼」など9窯の作品や陶片、窯道具など計約150点を並べ、それぞれ年表で来歴を示す。
雲火焼の関連では、茶入や香炉の作品をはじめ明治10年の第1回内国勧業博覧会の表彰状、器の寸法などを書いた覚書帳を展示している。黄谷宅跡で昨年見つかった、窯に使用されていたとみられる耐火レンガも初公開。また、「末廣山」の陶印がある「新宮焼(東河原窯)」は、上仮屋北の赤穂城下町跡から出土した桃形鉢(赤穂市教委蔵)が出品されている。
たつの市教委の義則敏彦主席学芸員は「郷土の焼き物の歴史や魅力について深く知り、関心を高めてもらえれば」と話している。
入館料200円(小・中学生100円)。3月7日(土)まで午前9時〜午後5時(入館は4時半まで)。火曜休館。Tel0791・75・5450。
* * *
たつの市教育委員会は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月29日(土)に同市立埋蔵文化財センターで開催を予定していた記念講演会「西播磨の陶磁器について〜その技術を探る〜」(講師=赤松和佳氏・伊丹市立博物館学芸員)の中止を27日に決定した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年2月29日号(2361号) 1面 (4,422,386byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
「ナラ枯れ」から生島守る「ホイホイ」設置 [ 文化・歴史 ] 2023年05月20日赤穂民報主催・第39回習字紙上展の出品規定 赤穂美術協会展 19日から21日まで [ 文化・歴史 ] 2023年05月15日キャンバスの会 駅ギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2023年05月13日赤穂緞通作家目指して修業の主婦 自宅に工房 [ 文化・歴史 ] 2023年05月13日絵マップコン 昨年で終了 20年で1327作品 往年の海外スターたち 元カメラマンが写真展 [ 文化・歴史 ] 2023年05月07日わらじの作り方を伝授 「手作り文化伝承の会」が講習会 桜テーマに水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年04月23日幻の無声映画『忠臣蔵』カツベン上映をネット配信 [ 文化・歴史 ] 2023年04月16日上仮屋獅子舞、花岳寺で62年ぶり奉納舞 [ 文化・歴史 ] 2023年04月09日松の廊下刃傷事件ゆかりの裃 [ 文化・歴史 ] 2023年04月08日有年牟礼・山田遺跡の土器50点を市文化財指定 [ 文化・歴史 ] 2023年04月05日中央義士会 播州赤穂支部を新設 [ 文化・歴史 ] 2023年04月04日川柳赤穂吟社 濱邉稲佐岳顧問が句文集 [ 文化・歴史 ] 2023年04月03日
コメントを書く