江戸末期の高級駕籠を特別公開
2009年01月08日
初めて一般公開される田淵家の駕籠
昨年2月、納屋の解体修理に伴う所蔵品整理で発見され、同家が市に寄贈。一般公開は初めて。
高さ約94センチ、幅約83センチで長さ約114センチ。乗降口が垂れではなく引き戸で、町人用の駕籠としては当時最も格式の高い「法仙寺駕籠」に形状が近い。製作年代は不詳だが、幕府の倹約令が有名無実化した江戸末期のものと推測できる。
黒漆塗りの屋根や飾り金具、引き戸内面に描かれたサクラやキジなど色鮮やかな花鳥図など、内外装ともに保存状態は良好。同年代の駕籠が市内で見つかった前例はなく貴重。
味呑英和学芸員は「歴代当主や番頭が残した日記を調べれば、誰がどのように使ったものか、わかるかも知れない」とし、今後調査研究する予定。
入館料は大人300円、小人150円。開館時間は午前9時半〜午後5時。Tel42・0520。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】田淵家の古駕籠、解体修理の納屋で見つかる
掲載紙面(PDF):
2009年1月10日(1831号) 4面 (8,120,462byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
泊まりがけで来場も「ビートルズレコード音楽祭」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月27日赤穂義士が討ち入りに持参 自筆の槍印 [ 文化・歴史 ] 2022年11月26日邦楽の篠原欣山さんに「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月26日正規盤レコードで聴く「ビートルズ音楽祭」 作家の個性あふれる「群象の会」展 [ 文化・歴史 ] 2022年11月17日絵地図作りでわがまちに愛着 絵マップコン20年 和船で輿入れ「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月12日龍野「堀家住宅」で特別公開 赤穂緞通も展示 [ 文化・歴史 ] 2022年11月11日藩主迎えた「上段の間」も 田淵氏庭園一般公開 [ 文化・歴史 ] 2022年11月08日書の清水さん 9年連続日展入選 日本画の古川さんは4度目 [ 文化・歴史 ] 2022年11月05日第61回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞者 [ 文化・歴史 ] 2022年11月04日有年横尾の三木喜美子さん 十二支の色紙展 [ 文化・歴史 ] 2022年11月04日『民謡と民俗の祭典』11月6日開催 写真で回顧「赤穂線を走った汽車・電車」 [ 文化・歴史 ] 2022年10月28日第33回MOA美術館赤穂児童作品展の入賞者
コメントを書く