平田オリザさん講演「文化はまちづくりの必須アイテム」
2021年01月24日
「文化によるまちづくり」をテーマに文化政策の重要性を語った平田オリザさん
平田氏は、雇用さえ用意すれば若者が残った過去の時代は終わり、「まちづくりの必須アイテムとして文化、教育というものを捉えていなきゃいけない時代になってきた」と述べた。
思考力や表現力に加え、主体性、多様性、協働性を重視する方向へ大学入試改革が進み、感性やコミュニケーション能力など「身体的文化資本」が進学や就職に直結すると指摘。身体的文化資本を幼少期から育める環境のある自治体がIターン、Uターンを呼び込めるとし、「地方ほど文化政策が必要になる」と語った。
また、フランスのカンヌのように人口数万人の小都市が映画祭や音楽祭などでまちおこしに成功している事例を挙げ、「赤穂も姫路城という巨大コンテンツを隣に抱えていて、知名度があって、温泉があって、美味しい食がある。長期滞在を狙うためには、昼のスポーツと夜の芸術文化が必須」と提言。市政特別アドバイザーとして、「赤穂の文化政策、教育政策そして観光政策をお手伝いしていきたい」と抱負を話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2021年1月30日号(2402号) 4面 (8,157,171byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
赤穂玩具博物館 20周年記念で出前紙芝居 高瀬舟で写真展「坂越の祭り」 [ 文化・歴史 ] 2024年10月05日赤穂市内の秋祭り2024 主な日程 国立文楽劇場40周年で「仮名手本忠臣蔵」通し上演 12月1日に全国6会場で忠臣蔵検定 90点以上「博士」認定 高校生が自作のドレスでショー開催へ 三木露風と交流あった赤穂生まれの俳優 [ 文化・歴史 ] 2024年08月15日赤穂市美術展 7部門で作品募集 市民合唱団の定期演奏会 11日にハーモニーH 第41回赤穂民報習字紙上展の入賞者 生活の中にある美術 89歳男性がアートギャラリー 5年ぶりに合同合唱も「フェスタ・アルモニカ」 [ 文化・歴史 ] 2024年07月28日世界最大級のレプリカも「三葉虫化石展」 [ 文化・歴史 ] 2024年07月28日愛着ある故郷描く 米寿の水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2024年07月20日土器に見る「炊飯の歴史」 有年考古館で企画展 [ 文化・歴史 ] 2024年07月20日
コメントを書く