市民体育館の指定管理者 10年ぶり神姫バス系へ
2021年11月13日
10年ぶりに指定管理者が変更となることが確実となった赤穂市民総合体育館
現在はコナミスポーツクラブを中心とする共同事業体が指定管理者を担当しており、議会の承認を経て正式決定すれば、来年4月から運営が切り替わる。
関係者によると、指定管理者申請にはS&P、コナミ系、アシックスを核とする共同事業体の3団体から応募があったという。
先月15日の選定委員会で各団体が事業計画案をプレゼンテーション。学識経験者と市幹部など6人の選定委員が「施設の設置目的達成」「サービス向上」「自主事業」など5項目の計200満点で採点し、最高点と最低点を除く4人の合計得点が629点で最も高かったS&Pが候補者に選ばれた。2位とは17ポイント差だった。採点項目のうち「経費縮減」で20ポイント以上他団体を引き離した。
S&Pは神姫トラストホープと親会社の「神姫バス」、赤穂市体育協会を母体とする「赤穂市スポーツ施設管理運営協会」、スポーツ商社の「エスエスケイ」、太子や網干などでサンスイミングスクールを運営する「山陽不動産」の計5社で構成。神姫バスグループは元禄スポーツセンター、野外活動センターなどの指定管理者も務めている。
赤穂市民総合体育館と城南緑地運動施設の指定管理者をめぐっては、制度が導入された2009年度から3年間は神姫トラストホープの前身の「ホープ」を中心とする共同事業体が担当。12年度からコナミ系に切り替わって現在に至っており、10年ぶりにホープ系の運営に戻ることになる。
S&Pの事業計画案は11月24日開会の第4回定例会で公表される見通し。
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2021年11月13日号(2438号) 1面 (10,791,566byte)
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