関西福祉大 岸井勇雄・新学長インタビュー
2009年04月08日
関西福祉大の岸井勇雄学長。足立高ではタレントで映画監督の北野武も教えた
「今、日本が求めているのはウエルフェア(福祉)。一人ひとりが生活を大事にできる社会をいかに構築していくか。その研究課題に真正面から取り組むところに本学の存在意義がある」と語る。
東京大大学院でルソー、ペスタロッチなど教育論の古典を研究。「生徒を信頼し、愛することこそが教育の原点」との信条を得た。
30歳で都立足立高に国語科教諭として着任し、自身の教育理論を実践。学園ドラマを地で行くような学級運営で生徒のやる気を飛躍的に向上させた。
開学2年目だった新潟女子短大で18年間教鞭を取り、昭和57年から文部省の教科調査官として幼稚園教育要領の大改訂に関わった。富山大教授、昭和女子大文学部長を経て、平成15年から再び新潟女子短大へ。学長として4年制男女共学校へ移行させるという大役を終えたところに、関西福祉大から声がかかった。
「先生方の質が高く、改善点を見つけるのが難しいくらい」と指導スタッフの充実ぶりを評価。「今以上に学生の指導に集中してもらえるような環境整備」を当面の課題に挙げる。
物腰穏やかでダンディな紳士だが、生まれも育ちも新宿の“江戸っ子”。「言いたいことをズバッと言っちゃう。やり始めたらトコトンやる」という性分で大学に新しい風を吹き込みそうだ。
前任地では、テニスサークル7団体の代表をかけもちで務め、スキー1級のスポーツマンでもある。77歳。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年4月18日(1844号) 3面 (6,598,722byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
弁護士が語る「産廃の危険性と市民運動」 インフル学級閉鎖 昨年度上回るペース 赤穂市と赤穂高校が連携協定 [ 社会 ] 2018年01月31日有年地域の給水拠点「播磨台配水池」竣工 [ 社会 ] 2018年01月30日署員ら術科始め式で気合い [ 社会 ] 2018年01月29日職人から教わる庭木の手入れ [ 社会 ] 2018年01月29日《御崎メガソーラー問題》2月初旬に工程表 [ 社会 ] 2018年01月27日文化財防火デーに消防訓練 [ 社会 ] 2018年01月26日「助け合いの大切さ伝えたい」高校生が事例発表 [ 社会 ] 2018年01月20日「社協だより」広報紙コンで優良賞 [ 社会 ] 2018年01月19日インフルエンザで学級閉鎖 今年度初 「お試し暮らし」体験して2組移住 [ 社会 ] 2018年01月13日《福浦産廃》4年越しに回答書「焼却灰に限定」 [ 社会 ] 2018年01月13日県下市議会で唯一「君が代」斉唱 [ 社会 ] 2018年01月11日「人から応援される存在に」新成人が抱負 [ 社会 ] 2018年01月07日
コメントを書く