文化財修復の様子を公開
2010年07月29日
歴史博物館で公開されている義士木像の修復作業
木像は中広の永応寺(楠哲雄住職)が2年前に市に寄贈し、赤穂浅野家3代藩主と四十七士の計50躰ある。「文化財への関心を高める機会に」と市教委が修復ボランティアを募集。20代〜70代の10数人が集まり、昨年3月から赤穂城跡内の発掘調査事務所で月1回作業してきた。
京都から招いた仏像修理専門家に話を聴くなど、文化財についての理解を深めたスタッフ。スペースを広く確保できる歴博に6月から移動し、ますます作業がはかどった。今後は寄木が乾燥してできたすき間を接着剤と練った木粉で補修。傷んだ表面は胡粉を薄く塗り重ねて研磨し、経年の風合いを損なわない程度に補彩する。
夫の義明さん(71)と参加している平成町の沼田美智子さん(67)は「木像を傷めないように心がけています。ようやく竹べらの扱いに慣れてきました」と真剣な眼差しで木像に向き合っていた。
「取り組み姿勢が熱心。期待以上の成果が上がりそう」と市教委の宮崎素一・文化財担当参事。来年3月の浅野長矩命日に特別展示するプランも持ち上がり、スタッフの意欲はさらに高まっているという。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年7月31日(1906号) 2面 (3,314,364byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
生誕400年記念講演会「思想の巨人 山鹿素行」 市制70周年を祝い雲火焼と緞通寄贈 [ 文化・歴史 ] 2021年10月01日
路地の「懐かしさと温かさ」写真で表現 [ 文化・歴史 ] 2021年09月28日
培った音楽の力 赤穂高校音楽部 実りの秋 [ 文化・歴史 ] 2021年09月27日
「写壇・あすなろ」がミニ写真展 [ 文化・歴史 ] 2021年09月25日
23日から「白いチョークの会」展 [ 文化・歴史 ] 2021年09月22日
「黄谷の土」で雲火焼 生誕200年展へ制作進む [ 文化・歴史 ] 2021年09月11日
西播磨ふるさと写真展で知事賞 [ 文化・歴史 ] 2021年09月03日
築城360年など記念「まるごと赤穂城博」 [ 文化・歴史 ] 2021年08月29日
中央義士会が理事長を解任 [ 文化・歴史 ] 2021年08月28日
人間国宝の大倉源次郎さんら奉納演奏 [ 文化・歴史 ] 2021年08月24日
歴史発見講座「五輪と兵庫県」 [ 文化・歴史 ] 2021年08月22日歴史研究講座「赤穂城下町のなりたち」 ル・ポン音楽祭「中止」 別方法を検討 [ 文化・歴史 ] 2021年08月18日
「故郷で映画撮りたい」赤穂出身学生が支援呼び掛け [ 文化・歴史 ] 2021年08月18日
コメント
テレビや新聞に広くアピールしましたのでたくさんの見学者が出来上がりを楽しみにしています。
いつ再開するのでしょうか。
どこまでできているか教えてください。お願いいたします。
0
0
投稿:義士マモリタイ 2011年06月15日コメントを書く