赤穂の地金魚「穂竜」 9日品評会
2008年08月02日
一般公開で品評会が開催される「穂竜」と生みの親の榊誠司さん
穂竜は新田の金魚愛好家、榊誠司さん(70)が作出した品種。出目獅子頭をベースに昭和56年ごろから開発に着手し、平成元年に愛知県弥富町で行われた「第1回金魚日本一大会」の「その他の部」で見事優勝した。
その後も同大会で通算6度の優勝を飾るなど、出品したほぼすべてのコンクールで入賞。黒青の体色に金の模様が入った華麗な容姿は他の愛好家たちからも注目を集め、今では全国で約300人が榊さんから譲られた穂竜を飼育しているという。
「穂竜を新品種として全国に広めよう」との気運が高まり、昨秋、熱心なファン37人で「穂竜愛好会」が発足。榊さんが会長に就任して赤穂市内の会員宅で品評会を開き、審査基準のガイドラインを設けた。
9日の研究会は第2回品評会を兼ねて開催。関東、四国などから会員が集い、今春生まれた体長約5センチの当歳魚から20センチ近くある親魚まで約50尾を出陳。交配から生まれた亜種も10尾ほど展示する。
赤穂の“穂”と出目金の異称“竜”を組み合わせて名付けた榊さんは「いずれは中央のコンクールで『穂竜の部』が設けられるぐらいメジャーにしたい」と赤穂の地金魚に夢をかけている。
午前10時から午後2時ごろまで展示。午後1時から榊さんによる品種説明があり、一部販売も行う。問合せは榊さんTel090・5667・8788(午前10時〜午後5時)。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年8月2日(1806号) 1面 (7,473,639byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
刷毛の跡までリアルに 埴輪ミニチュア [ 文化・歴史 ] 2024年07月12日赤穂ゆかりの作家中心に40点「未公開収蔵品展」 [ 文化・歴史 ] 2024年07月01日秋祭りの御神米 子どもたちが「お田植え」 コンセル・ヌーボ第40回定期演奏会 16日にハーモニーH 元赤穂書道会長の故新家一夫さん回顧展 [ 文化・歴史 ] 2024年06月03日会員の力作40点 赤穂美術協会展 31日から [ 文化・歴史 ] 2024年05月27日「水のある風景」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2024年05月26日心癒やすメロディ 引きこもり男性が作ったピアノ曲 [ 文化・歴史 ] 2024年05月20日絵マップコン記念誌 20年の記録と記憶一冊に 赤穂駅2階で「キャンバスの会」ウインドギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2024年05月12日引きこもりから前進 友人の支えで曲完成 [ 文化・歴史 ] 2024年05月11日工芸と写真、日本画 喜寿記念で三人展 [ 文化・歴史 ] 2024年05月11日赤穂民報主催・第41回習字紙上展の出品規定 日本遺産認定祝い北前船の絵馬奉納 [ 文化・歴史 ] 2024年04月06日日本画家の故室井澄氏を偲び画塾生らが作品展 [ 文化・歴史 ] 2024年03月23日
コメントを書く