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還暦超えの3人が合同で「アラ還」展

 2014年09月27日 
「アラ還 笑品展」に出品する=左から=徳丸透さん、炭田政行さん、鹿島博司さん
 60歳を過ぎて工芸や絵画をライフワークとして楽しむ赤穂市内在住の3人が、合同作品展「アラ還 笑品展」を10月1日(水)から御崎の桃井ミュージアムで開催する。「心を込めて創り上げた」という創作物計約100点を出品する。
 シニア世代に作品発表の機会を提供したいという同ミュージアムの呼び掛けに、長池町の鹿島博司さん(63)=塩屋公民館長=、中広の炭田政行さん(63)=市教委再任用職員=、正保橋町の徳丸透さん(62)=元三菱電機社員=の還暦世代3人が賛同した。
 陶芸歴約25年の鹿島さんは自宅の電気窯で焼成した急須や花瓶など。ストローやしゃもじを使って成形した形に器用さがうかがえる。炭田さんは独学で習得した竹細工で茶しゃく、靴べらといった実用品を並べ、使いやすさにこだわった作品は見た目も美しい。50歳を過ぎてから絵筆を持った徳丸さんは水彩画を出品。御崎の海や駅前通りを歩く人々を写実的に描いた明るい作風が目を引く。
 3人とも作品展を開くのは今回が初めてで、「下手の横好きと笑われても構わない」という気持ちをタイトルに含めた。企画した同ミュージアムは「納得いくまで細部にもこだわった作品ばかり。ぜひ鑑賞して」と呼びかけている。10月6日(月)まで午前10時〜午後4時。入館無料。TEL56・9933。
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掲載紙面(PDF):
2014年9月27日(2105号) 3面 (12,386,882byte)
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