「伊勢参り」道中に赤穂で落語会
2014年10月25日
赤穂で落語会を催す三遊亭栄楽さん
栄楽さんは皇学館大学で神職の資格を取得してから5代目円楽に入門したというユニークな経歴。平成20年からは母校で伝統芸能史の非常勤講師も務めている。
49歳のとき、「芸の幅を広げたい」と白衣にわらじを履いた旅装束で東京・日本橋から伊勢神宮までの約460キロを歩く「お伊勢参り」を実行。2年前に脳幹出血で倒れて以降は徒歩からバイクに切り替えたが、「笑いで世の中を明るくしたい」と道中で開く落語会は毎年20カ所以上を数える。
6回目となった今年は「後醍醐天皇と義士を訪ねて」をテーマに、新田義貞を祀る藤島神社(福井県)、後醍醐天皇が流された隠岐島にある水若酢神社(島根県)、楠木正成を祭神とする湊川神社(神戸市)など25神社を巡る。今月2日に東京都足立区の自宅を出発。福井、京都、鳥取、岡山と移動し、赤穂は17カ所目となる。
演目は「目薬」と人情噺の「阿武松」など。儀式殿で午後3時開演。入場料1000円。社務所で無料招待券を配布している(なくなり次第終了)。Tel42・2054。
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掲載紙面(PDF):
2014年10月25日(2109号) 3面 (11,881,205byte)
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