「子ども義士物語」城西小に博報賞
2014年11月21日
すぐれた教育実践として博報賞を受賞した城西小学校の児童劇「子ども義士物語」=同校提供
児童劇の題名は「子ども義士物語」で、史実に仮名手本忠臣蔵の名場面を織り交ぜた全10場。例年、義士祭を控えた11月下旬に6年生全員で演じる。PTAや地域住民も裏方をサポート。子どもたちが舞台での表現活動を通して新たな自分を見つけ、仲間と力を合わせて一つのことをやり遂げる充実感を体感する機会となっている。
校区内に国史跡・名勝の赤穂城跡、義士宅跡など元禄赤穂事件にまつわる遺構が数多い同校。郷土の歴史を正しく学ぼうと学年別でテーマや目標を設定し、全校挙げて義士学習に取り組んでいる。児童劇は平成7年度に高学年有志で始まり、6年生で演じるようになった12年度からは6年間の学習の集大成として位置づけられている。
公益財団法人博報児童教育振興会が全国の学校や団体、教育実践者を対象に選定する同賞は今年で45回目。推薦83件の中から13団体3個人が選ばれた。同校の活動は「地域文化の根底にある価値意識を育むすぐれた教育実践で、ふるさと再発見の取組でもある」などと評価され、「日本文化理解教育部門」での受賞が決まった。
今年も6年生59人が20回目の節目となるステージへ向け、稽古に励んでいるという。テーマ「引き継げ想い 引き出せ本気!」を考えた金野晃大君(12)は「卒業生と300年前の義士たちの想いを引き継ごう、という意味を込めました。迫真の演技で会場を驚かせたい」と意気込んでいる。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年11月22日(2112号) 1面 (12,122,450byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
第62回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞作 [ 文化・歴史 ] 2023年11月03日管楽合奏コン全国大会へ赤穂西中吹奏楽部 夏の雪辱果たす [ 文化・歴史 ] 2023年10月30日子どもたちが乗馬や餌やり体験=赤穂西小 [ 子供 ] 2023年10月25日塩屋荒神社で秋祭り 東西の大屋台が勇壮に練り [ 文化・歴史 ] 2023年10月22日絵マップコンクール「ありがとう作品展示会」 幻の「藤緞通」復元 糸作りから自ら 丹後・上世屋で技術学ぶ [ 文化・歴史 ] 2023年10月21日全国ヤングクラブバレーU14準優勝 赤穂の4選手も躍動 「2023赤穂市美術展」が開幕 絵画、書など268点 [ 文化・歴史 ] 2023年10月19日2023年度文化・スポーツ賞 受賞者決定=赤穂市 頭人行列に獅子舞 尾崎・赤穂八幡宮「神幸式」 [ 文化・歴史 ] 2023年10月15日獅子舞存続 児童らが議論「未来に残すべき」 平田オリザ氏講演 先着300人募集 地域連携フォーラム 「坂越の船祭」男衆ら活気 4年ぶり獅子舞も [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日子どもの笑顔でほっこり 福浦の山脇五都子さん水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日「工房マップ作って」伝統工芸作家ら42人が要望 [ 文化・歴史 ] 2023年10月07日
コメントを書く