堀部弥兵衛の詠句で創作のれん
2014年12月13日
堀部弥兵衛の句をあしらった創作のれん。左の石柱が句碑
井戸のそばに建つ句碑は高さ2メートルほどの石柱で、「雪はれて心にかなふあした哉」の一句が変体かなで刻まれている。吉良邸討ち入りの前日に弥兵衛が夢の中で詠み、集まった同志に披露して士気を鼓舞したと伝えられている(「雪はれて思ひを遂るあしたかな」との説もある)。
句碑はかつて花岳寺の境内で初代「大石なごりの松」の枝を支えた石柱の一本。妻井さんは以前に拓本を採った際、句に詠み込まれた迷いのない信念に感銘を受けたという。
のれんは紺地に銀文字の縦82センチ、横92センチ。左半分に弥兵衛の句、右半分に大石家の家紋「右二つ巴」と「赤穂義士」の文字、すその部分に四十七士全員の名前を配したデザインで、書家でもある妻井さんがすべての文字を揮毫した。
「一文字一文字おろそかにせず、気持ちを込めて筆をとりました」と妻井さん。「句碑の存在を広めることにもつながれば」と願っている。1枚8000円(税別)。Tel45・1700(工芸呉服きぬや)。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年12月13日(2115号) 3面 (11,813,801byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
画業50周年 母校に画集寄贈 赤穂出身の山本雅也さん [ 文化・歴史 ] 2024年10月25日亡祖父の思い受け継ぎ唐獅子絵馬奉納 [ 文化・歴史 ] 2024年10月19日赤穂民報主催・第42回習字紙上展の作品募集 群集墳テーマに特別展「播磨に現れた黄泉国」 [ 文化・歴史 ] 2024年10月18日2024赤穂市美術展 7部門で56点入賞 [ 文化・歴史 ] 2024年10月17日「頑張ってきた仲間と」全日本金賞目指す 明誠学院吹奏楽部の上谷悠華さん [ 文化・歴史 ] 2024年10月16日5年ぶり復活へ稽古 木生谷荒神社の獅子舞 [ 文化・歴史 ] 2024年10月11日ル・ポン音楽祭6日開幕「すごく美しいメロディ」音楽監督の樫本大進さん会見 [ 文化・歴史 ] 2024年10月05日赤穂玩具博物館 20周年記念で出前紙芝居 高瀬舟で写真展「坂越の祭り」 [ 文化・歴史 ] 2024年10月05日赤穂市内の秋祭り2024 主な日程 国立文楽劇場40周年で「仮名手本忠臣蔵」通し上演 12月1日に全国6会場で忠臣蔵検定 90点以上「博士」認定 高校生が自作のドレスでショー開催へ 三木露風と交流あった赤穂生まれの俳優 [ 文化・歴史 ] 2024年08月15日
コメントを書く