ヒノキの樹液は「スイカの味」
2015年06月01日
ヒノキの枝打ちも体験した有年小の里山学習
小川のせせらぎや野鳥の声に耳を澄ませ、イノシシの水浴び跡、シカに食べられた笹などを観察。甘酸っぱいキイチゴの実を試食するなど里山の多様な環境に触れ合った。
共有林は学校から西へ約3キロの大山峠周辺にあり約12ヘクタール。西有年自治会が30年ほど前からヒノキを植樹して世話している。
この日は自治会スタッフが間伐作業を実演。高さ20メートルはあるヒノキの根元にのこぎりを入れ、幹にロープをかけて引き倒した。児童たちは森に太陽光を取り入れるための枝打ちにチャレンジ。はしごを上って太さ5センチほどの脇枝をのこぎりで切り落とした。
ヒノキを製材しやすくする皮むき作業も体験した。原木の端から木皮をめくるように引っ張ると、白く滑らかな木材が現れた。木材の表面に染み出る樹液は苦みの中に甘みがあるといい、志水晴飛(はると)君(8)は「スイカみたいな甘み」と不思議そう。授業を手伝った自治会長の田渕和彦さんは「体で感じたことは大人になっても忘れないと思います。森林を大切にする気持ちを持ってほしい」と話していた。
児童たちは2学期以降も共有林でクラフト工作や飯ごう炊さんを行い、一年を通して森に親しむ。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年6月6日(2138号) 4面 (13,655,056byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
茶臼山に市木と市花を植樹 速さ磨いて空手道の全中選抜へ アマモ場再生へ一人1株 個性さまざま、ネーム書道展 [ 子供 ] 2015年03月09日赤穂市少女バレー第37回送別大会 ふるさとの川で卒業記念清掃 「命の温もり」にタッチ、思いやり教育 [ 子供 ] 2015年03月01日防火ポスターの優秀作品展 [ 子供 ] 2015年03月01日第22回赤穂民報習字紙上展の入賞者 [ 子供 ] 2015年02月28日ハマウツボ保全に「くすのき賞」 不審者情報メールに新システム ごはん絵手紙コンテストで知事賞 感染性胃腸炎の集団発生で臨時休業 88年前の日米親善人形が対面 [ 子供 ] 2015年02月10日バイオリン教室第14期生を募集
コメントを書く