インドネシア修好50周年で赤穂の中学生が交流
2008年09月06日
協力して一つの絵を描き上げた日本とインドネシアの中学生
派遣されたのは、「ジャパンアートマイル」代表の塩飽隆子さん(52)=大町=から英語指導を受けている市内の中学3年生6人。一行は8月22日に日本を出発。外務省の外郭団体「国際協力基金」の援助で“芸術の村”として名高いウブド村を訪れた。
バリ島最大のネカ美術館では現地の絵画コンクールで入賞した生徒6人と共同で絵画2枚を制作した。1枚は日本から下絵を持参した「いのちの地球」。魚や蝶などの生き物が仲良く命を育む様子をカラフルに描いた。もう一枚はインドネシアの生徒がアイデアを出し、「神と人と自然の調和」をテーマに仕上げた。
最初は互いに遠慮があったが、英語を手段にコミュニケーション。約7時間後に2枚の絵を完成させた頃には自然と笑顔があふれた。
翌日は州都デンパサールの私立学校でも共同制作。別の日には浴衣で専門学校を訪問し、アジア各国で人気の高い日本のアニメを題材に交流会を催した。
「昨日まで知らなかった人と一緒に一つのことをしているのがとても不思議な感じがした」と塩屋の君野奈穂さん(14)=赤穂西3年=。板屋町の阿部美沙樹さん(14)=同=は「国や言葉は違っても通じ合えた」と交流の広がりを実感できた。
生徒らは現地での交流プログラムの内容を自分たちで考案。交流会で披露した歌とリコーダー演奏も何度も練習したという。引率した塩飽さんは「自分たちの思いを相手に伝えようと一生懸命取り組んだ。この経験が6人を大きく成長させるはず」と話している。
共同制作した絵画は、1枚はネカ美術館の強い希望で同館に所蔵。あとの2枚は2010年、世界各地で描かれた約5000枚の絵とともにエジプトのピラミッドに展示される。
日本からの参加者は次のみなさん。敬称略。
▽神吉彩香(赤穂)▽阿部美沙樹▽君野奈穂▽長田彩歩(赤穂西)▽松岡那実▽横山裕加(赤穂東)
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年9月6日(1811号) 1面 (7,363,109byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
秦氏ゆかり史跡探訪会 20人募集 忠臣蔵ファンの箏奏者 赤穂で万感ライブ [ 文化・歴史 ] 2020年02月08日年一度の定期演奏会へオペレッタ稽古 塩のまち赤穂ハイク 16日開催 市文化協会 9日に50周年式典 義士ゆかり熊本藩士偲ぶ顕彰碑完成 [ 文化・歴史 ] 2020年02月04日赤穂ダンスクラブが設立50周年 [ 文化・歴史 ] 2020年02月04日タイ料理に挑戦 世界の料理教室 [ 文化・歴史 ] 2020年02月03日作るぞ「歌って踊れる」義士ソング インフル臨時休業(1月30日決定分) [ 子供 ] 2020年01月30日インフル臨時休業(1月28日決定分) インフル臨時休業(1月27日決定分) 「文化財防火デー」前に消防訓練 赤穂出身作家 造形アート公募展で大賞 [ 文化・歴史 ] 2020年01月25日「日本第一」の塩学ぶ講演会
コメントを書く