山火事跡に砂防ダム 28年度着手
2015年12月30日
平成26年5月の山火事で樹木を焼失した木津の山林について、兵庫県は赤穂市と住民からの要望に基づき、土石流危険渓流の砂防事業に28年度から着手することを決定した。
市は火災の翌月に地元自治会の意向を受け、火災跡の防災について早期対策を求める要望書を県へ提出した。県は基礎調査を行った上で山火事跡の谷筋を「土石流発生の危険がある」として新たに土石流危険渓流に指定。また、谷筋の西側にあり、すでに土砂災害警戒区域になっていた急傾斜地の指定範囲を拡大した。
事業着手が決まったのは、県が新たに指定した区域の谷筋で保全対象家屋は66戸。その谷筋から西約150メートルには従来から土石流危険渓流に指定されていた谷筋(保全対象88戸)があるが、東側谷筋の方が樹木焼失が著しいことから最優先して工事することにしたという。
市によると、整備費用の一部を受益世帯に求める急傾斜地の対策工と異なり、土砂災害警戒区域の整備は全額県予算と国補助で行われ、住民負担は発生しない。
28年度は設計を行い、工事完了には「少なくとも数年はかかる」(県光都土木事務所砂防第2課)という。同課は「地元と市からの強い要望があることは承知している。できるだけ早く事業を進めていきたい」と話している。
掲載紙面(PDF):
2016年1月1日・第2部(2168号) 3面 (15,741,623byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市は火災の翌月に地元自治会の意向を受け、火災跡の防災について早期対策を求める要望書を県へ提出した。県は基礎調査を行った上で山火事跡の谷筋を「土石流発生の危険がある」として新たに土石流危険渓流に指定。また、谷筋の西側にあり、すでに土砂災害警戒区域になっていた急傾斜地の指定範囲を拡大した。
事業着手が決まったのは、県が新たに指定した区域の谷筋で保全対象家屋は66戸。その谷筋から西約150メートルには従来から土石流危険渓流に指定されていた谷筋(保全対象88戸)があるが、東側谷筋の方が樹木焼失が著しいことから最優先して工事することにしたという。
市によると、整備費用の一部を受益世帯に求める急傾斜地の対策工と異なり、土砂災害警戒区域の整備は全額県予算と国補助で行われ、住民負担は発生しない。
28年度は設計を行い、工事完了には「少なくとも数年はかかる」(県光都土木事務所砂防第2課)という。同課は「地元と市からの強い要望があることは承知している。できるだけ早く事業を進めていきたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年1月1日・第2部(2168号) 3面 (15,741,623byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
新総合計画案 目標人口「4万2000人」 [ 政治 ] 2020年07月04日6月議会一般質問 主なやり取り [ 政治 ] 2020年07月02日今年の義士祭「例年通りの規模困難」 市独自の中小企業給付金 6月30日から受付 新型コロナ緊急対策 第3弾を発表 [ 政治 ] 2020年06月22日事業進捗「87・7点」市が自己評価 [ 政治 ] 2020年06月20日6月議会一般質問 コロナ関連に集中 [ 政治 ] 2020年06月18日《西有年産廃》「処分場建設反対」意見書議決へ [ 政治 ] 2020年06月18日県が高潮対策10年計画 赤穂市内は3か所 売上減の中小事業者に給付金10万円、家賃補助5万円 9割が「定住希望」も将来は悲観 新型コロナ追加支援策 6月議会に上程へ 商工業者中心に追加支援求める声【一部既報】 補正予算案可決 早くも迫られる追加策 水道代4か月分無料、特別職賞与半減 市が補正予算案【追記あり】 [ 政治 ] 2020年05月15日
コメントを書く