古民家再生して「ビートルズ・サロン」
2016年05月14日
古民家を改修してビートルズサロンを開設する岡本備さん
長年収集したコレクションを多数展示する“ビートルズ博物館”として5月15日(日)にオープンする。「ビートルズを知らない世代や関心のない人にも気軽に立ち寄ってほしい」と無料で公開する。
花岳寺山門の南の角を西へ約40メートル入った左手にある築75年の木造2階建てを改修してショーケースを設置。岡本さんが約50年間かけて集めた2万点を超える収蔵品のうちレコード、グッズ、書籍など約400点が並ぶ。
テーブルと椅子があり、スピーカーから流れるビートルズを聴きながら自由に時間を過ごせる。サロンの名称は曲タイトルの一つから「グラス オニオン」と付けた。すべての皮が根っこで一つにつながっているタマネギのように「人と人を結びつける場にしたい」との思いを込めた。
「中2の秋に初めて聴いた瞬間から虜になった」という岡本さん。30代後半からは「音楽シーンだけでなく世界を変えた彼らの魅力を広めたい」と、収蔵品を展示する個人イベントを全国各地で毎年欠かさず開いてきた。新聞やテレビなどに取り上げられ、講演活動も行うなどビートルズにかけては日本で右に出る者のないほどの存在だ。
1年ほど前に母の介護のために仕事の拠点を東京から故郷の赤穂へ移した。「コレクションを地方創生に活かしてほしい」と知人らからの後押しもあってサロンを開くことに。岡本さんは「館長」として来館者を出迎え、希望に応じて展示品を解説する。「単に物を見せるのが目的ではなく、ビートルズが残した『愛』と『叡智』のメッセージを伝えるための場。僕はそのエバンジェリスト(伝道師)なんです」と熱く語る。
随時展示替えを行い、トークイベントを開く考えもある。午前11時〜午後4時開館。月・木曜休み(祝日は開館)。問い合わせはメール(soy20088@gmail.com)で。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年5月14日(2184号) 1面 (11,393,069byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市美術協会展に力作43点 [ 文化・歴史 ] 2022年05月27日
緞通に魅せられ 作家目指して移住 [ 文化・歴史 ] 2022年05月22日
北野中の大川礼子さん 国展で斎木幸子賞 [ 文化・歴史 ] 2022年05月21日
樫本大進と独の名門オケ共演 21日一般発売 電子雑誌閲覧サービス導入 市立図書館 人物などリアルに描写 色鉛筆画展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月18日
「赤穂の路地」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月16日
太平洋横断中の堀江さんと無線交信 [ 街ネタ ] 2022年05月14日
キャンバスの会 ウインドギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月11日女性たちの絵画作品ロビー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月05日「伝統と新しいかたち」山陽百貨店で赤穂緞通展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月29日
トゥクトゥクで送迎 桃井ミュージアム 清方、松園、夢二など「近代版画の女性像」展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月25日
カエルに象、ウサギ……レトロな看板人形の写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月24日
29・30日、赤穂城二之丸庭園で屋形舟遊覧
コメント
0
0
投稿:よく読みましょう 2016年06月23日
0
0
投稿:まねや 2016年06月23日入場者は平日と、土曜、日曜で大きく違うのでしょうか。
以上宜しくお願いします。
0
0
投稿:やまね 2016年06月23日コメントを書く