「欠伸」「隠す」など題に川柳大会
2016年10月24日
妙味ある作品が多く寄せられた川柳大会
中広の市文化会館小ホールで行われ、ふあうすと川柳社主幹の赤井花城さんら選者6人が壇上で入選句を発表した。入選句は次のとおり。
【 面 】徳長怜子 選
秀一「ほんとうは淋しいハロウィンの面」(倉敷市)竹本 妙
秀二「老いの面もう悪役は似合わない」(加古川市)西川泰子
秀三「渾身のおメンで君を逮捕する」(岡山市)遠藤哲平
【 笑う 】北川拓治 選
秀一「いくらなら私の笑顔買いますか」(赤穂市)末井さえみ
秀二「ドーナツの穴から洩れてくる笑い」(高松市)嶋村 幸
秀三「大声で笑い飛ばした夏の疵」(倉敷市)牧野ねえね
【 欠伸 】福力明良 選
秀一「大あくびして生涯を締めくくる」(小松島市)徳長怜子
秀二「十八も十九も欠伸する選挙」(三原市)笹重耕三
秀三「夕焼けへ男の欠伸小気味好い」(浅口市)北川拓治
【 隠す 】野島 全 選
秀一「マジシャンの手に隠されているまさか」(赤穂市)大黒政子
秀二「哀しみを隠し平和の鳩が飛ぶ」(広島市)瀬戸れい子
秀三「シュレッダーに吸われていった隠し事」(高松市)嶋村 幸
【 踏む 】小島蘭幸 選
秀一「僕の影いつも誰かに踏まれてる」(赤穂市)村杉正史
秀二「正直に生きてきたかと問う踏み絵」(相生市)丸山喜美代
秀三「未踏へと挑む空気が肌に合う」(赤穂市)春名恵子
【 雑詠 】赤井花城 選
秀一「にんげんの形で美しく老いる」(三原市)鴨田昭紀
秀二「夕焼けへほろほろ零す秋の思惟」(姫路市)三好律冬
秀三「沈黙が男の答えかもしれぬ」(浅口市)北川拓治
<前の記事 |
[ 文化・歴史 ]
連鶴で十二支シリーズ 6年かけ完成 [ 文化・歴史 ] 2021年01月03日昔ながら「塩の国の塩」新発売 瓦の下に「幻の陶土」雲火焼の完全復元目指す [ 文化・歴史 ] 2021年01月01日尾崎ゆかりの日本遺産マップ設置 [ 文化・歴史 ] 2020年12月19日子ども描いた「お菓子の家」 パティシエが実現 300年語り継がれる「打ち首の三義人」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月12日創志学園MB部 赤穂の2人も全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2020年12月05日ネットで忠臣蔵浮世絵 デジタル展覧会 [ 文化・歴史 ] 2020年12月04日坂越の船渡御祭保存会に「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日布に染料で絵や紋様「染絵」作品展 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日「黒猫」忠臣蔵絵本 11年ぶり増刷 [ 文化・歴史 ] 2020年12月01日ル・ポン音楽祭 アーカイブ動画を公開 [ 文化・歴史 ] 2020年11月30日「能楽の祖」の墓前で謡曲奉納 [ 文化・歴史 ] 2020年11月29日昭和の大嘗祭 92年前の道具見つかる [ 文化・歴史 ] 2020年11月21日日本遺産ガイド養成講座 30人募集
コメントを書く