新収蔵の忠臣蔵浮世絵を公開
2017年03月16日
新収蔵の忠臣蔵浮世絵の一部
歌麿の「忠臣蔵十一段目」は画面左上の一角に討ち入りの場面を描き、主画面には、はたきやほうきを持って小競り合いしている男などを描いた大判錦絵。一枚の作品中に構図の似た本絵とコマ絵を描く「絵兄弟」と呼ばれた趣向という。
三代目豊国の「大星由良之助良雄」と「加古川本蔵」は当時人気の歌舞伎役者を描いた大首絵。特殊な技法で衣装の地紋まで表現しており、豊国晩年の最高傑作と評価されている。
安永年間に活躍した磯田湖龍斎、伝統的な役者絵を描いた豊原国周、日本画家としても知られる名取春仙など各時代を代表する絵師たちの作品が並ぶ。木曽こころ学芸員は「粋を凝らした趣向、緻密な彫りと摺りの技術も見どころ。じっくりと鑑賞してください」と話している。
2階義士コーナーで7月中旬まで展示する予定。午前9時〜午後5時(入館は4時半まで)。水曜休館。大人200円、小・中学生100円。Tel43・4600。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年3月18日(2224号) 4面 (13,203,259byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
考古学の視点で考える「秦氏」のルーツ 宮前桜でチャリティアート展 賛同作家募集 3日から「秦氏フェス」4日に記念講演 [ 文化・歴史 ] 2022年05月28日市美術協会展に力作43点 [ 文化・歴史 ] 2022年05月27日緞通に魅せられ 作家目指して移住 [ 文化・歴史 ] 2022年05月22日北野中の大川礼子さん 国展で斎木幸子賞 [ 文化・歴史 ] 2022年05月21日樫本大進と独の名門オケ共演 21日一般発売 電子雑誌閲覧サービス導入 市立図書館 人物などリアルに描写 色鉛筆画展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月18日「赤穂の路地」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月16日キャンバスの会 ウインドギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月11日女性たちの絵画作品ロビー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月05日「伝統と新しいかたち」山陽百貨店で赤穂緞通展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月29日清方、松園、夢二など「近代版画の女性像」展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月25日カエルに象、ウサギ……レトロな看板人形の写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月24日
コメントを書く