新収蔵の忠臣蔵浮世絵を公開
2017年03月16日
新収蔵の忠臣蔵浮世絵の一部
歌麿の「忠臣蔵十一段目」は画面左上の一角に討ち入りの場面を描き、主画面には、はたきやほうきを持って小競り合いしている男などを描いた大判錦絵。一枚の作品中に構図の似た本絵とコマ絵を描く「絵兄弟」と呼ばれた趣向という。
三代目豊国の「大星由良之助良雄」と「加古川本蔵」は当時人気の歌舞伎役者を描いた大首絵。特殊な技法で衣装の地紋まで表現しており、豊国晩年の最高傑作と評価されている。
安永年間に活躍した磯田湖龍斎、伝統的な役者絵を描いた豊原国周、日本画家としても知られる名取春仙など各時代を代表する絵師たちの作品が並ぶ。木曽こころ学芸員は「粋を凝らした趣向、緻密な彫りと摺りの技術も見どころ。じっくりと鑑賞してください」と話している。
2階義士コーナーで7月中旬まで展示する予定。午前9時〜午後5時(入館は4時半まで)。水曜休館。大人200円、小・中学生100円。Tel43・4600。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年3月18日(2224号) 4面 (13,203,259byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
特別展「上方の忠臣蔵浮世絵」貴重な190点 [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日義士引き揚げルート 中央義士会が一部見直し [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日赤穂民報主催・第38回習字紙上展の出品規定 義士行列の小道具に「槍印」加えては [ 文化・歴史 ] 2022年12月04日「目指すは金賞」マーチングバンド全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日赤穂の「十年一昔」ほのぼの写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日力作並ぶ義士祭学童書道展 市民会館で4日まで 創立150年の尾崎小で記念授業 泊まりがけで来場も「ビートルズレコード音楽祭」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月27日赤穂義士が討ち入りに持参 自筆の槍印 [ 文化・歴史 ] 2022年11月26日邦楽の篠原欣山さんに「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月26日正規盤レコードで聴く「ビートルズ音楽祭」 作家の個性あふれる「群象の会」展 [ 文化・歴史 ] 2022年11月17日絵地図作りでわがまちに愛着 絵マップコン20年 和船で輿入れ「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月12日
コメントを書く