有年考古館で「播磨大陶器展」
2017年09月27日
有年考古館で開催中の「播磨大陶器展」
市教委によると、播磨地域では全国的にも早い時期に陶器の窯が開かれ、窯業が盛んだったことが各地の発掘調査で明らかになっている。播磨産陶器は古代には都へ納める税の代わりになり、中世には商品として全国に流通。その後の我が国における陶器の原形になったとされる。
今展では、およそ1600年前の古墳時代中期に築かれ、日本最古の陶器窯ともいわれる出合窯跡(4世紀末、神戸市西区)、県内で唯一発掘された埴輪専用窯の坂元遺跡(6世紀中〜後半、加古川市)、奈良の都でも使われた高級陶器を生産した志方窯跡群(8〜10世紀、加古川市)など20遺跡の出土品約390点を一堂に集めて紹介。明治初期に旧赤穂藩士が赤穂城の米蔵跡で数年だけ操業した赤穂御蔵焼窯跡の遺物や大嶋黄谷が創始した雲火焼を現代に再現した「赤穂雲火焼」も展示し、現代まで続く播磨の陶器の歴史を伝える。
10月9日(月・祝)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休館。Tel49・3488。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年9月30日(2247号) 1面 (11,025,304byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
二之丸北城壁の発掘進む 13日に説明会 [ 文化・歴史 ] 2022年03月11日フォトクラブ赤穂「わが町」テーマに作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月09日元赤穂LC会長 綿田幹治さん遺作展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月07日市史史料集『柴原家文書』最終巻を刊行 [ 文化・歴史 ] 2022年03月06日5日にオンラインで秦氏フォーラム 赤穂からも参加 浅野長矩偲ぶ特別御朱印 命日の3月14日まで限定 [ 文化・歴史 ] 2022年03月01日赤穂緞通を伝承する会 4年ぶり受講生募集 「里山」「清流」一行詩を募集 念願の絵本出版「ホクロのだいぼうけん」 [ 文化・歴史 ] 2022年02月19日第36回赤穂民報習字紙上展の入賞者 高齢者大学のエッセイ同人誌50号に [ 文化・歴史 ] 2022年02月16日「昭和まで塩田残ったのは奇跡」日本遺産講演会 [ 文化・歴史 ] 2022年02月13日長寿の心得や人生訓を書に 95歳作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年02月11日歩いて見つけた希少植物冊子に [ 文化・歴史 ] 2022年01月29日播磨の前方後円墳一堂に「古墳からみた王の時代」 [ 文化・歴史 ] 2022年01月28日
コメントを書く